2種類の役場を何度も往復する。役所Aで書類をそろえて役所Bへ持ってゆく。足りないものがあると「残念でした」とでも言わんばかりの軽々しさで却下され再びAへ。かつてある友人は役人の指図の軽々しさに、「お前が走れ」と襟首を掴んでわめき散らし本当に走らせた。別な友人は待合室にあった円柱形の大きな灰皿を投げた。まあ、どちらも犯罪だが気持ちはわかる。僕はその昔、役所巡りしないとどうにもならない仕事で飯を食っていたし、周囲に役所勤めの人が何人もいて苦労話も沢山聞いている。前述の友人たちのような振る舞いはこらえたが、久しぶりに役所キャラと触れ合ったのでぐったりしてしまった。
夜、レッスン。深刻な不況をまさに実感できるような話を聞く。関西十穴祭に関心があるようだったので、ぜひ参加して憂さ晴らししてほしいと思った。