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大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2009年 10月 01日

JOURNAL

レッスン。同世代で、かなり音楽に詳しい方。きっかけがあって少しハーモニカに欲が出てきた、との発言有り。素晴らしい!けっこう時間がかかりましたが・・・。
基礎を繰り返してきたが、そろそろ曲を増やして行きたい。本式にブルースへと移行する前にロックのレコードに入っている「ブルースへのあこがれ」スタイルのハーモニカを色々聴いてやってみよう、という事になる。いい感じ。

表現者たらんとするものは、大なり小なりみんな自意識過剰だし偏執的だが、そこには根拠が必要である。実力であったり、経験であったり、複数の他者がその人を理解する上で、共通の言語としてシェアできるような決定済みの要素。それがないと、奔出した自意識はひたすら空回りし、周囲を呆れさせ困惑させ時間を浪費させてしまう。
誰も注目なんてしていないし、どこかの埠頭に立って不眠不休でUFOを待ち続けるとか、それくらい常軌を逸しない限り、それほど心配もしないし、迷惑も蒙らない。たいていは楽に関わっていけるのだ。
「いいんだよ。大丈夫。心配させてすまないね」という態度も的外れ。
慈愛のつもりかもしれないが、自意識過剰の変型に過ぎない。慈愛とか憐憫は「上から目線」なんです。な?もっとはっきり書くと心配してる方が「下」でなどあり得ないんです。心配するようなことをするから心配してしまうだけの話だ。その心配には根拠と解答がある。根拠なしに「その心配は無用」というのは欠点(可能性としての)に蓋をして居直ることだ。判ってないやつが多い。自分も人の目にどう映っているか分かったものではないが・・・。

「ヘミングウェイごっこ」は読みやすいSFで、段々ヘンテコになって来た。常にいくつか並行して読んでいるが進むのが遅い!これでは並行して読む意味がない。ちょっと疲れ気味で長く本が読めない。

さっきYukiさんの、ブルースハーモニカでない方のブログを見に行ったら、ポール・オースターの事が書いてあった。僕も何冊か読んで気に入っていた時期があります。Yukiさんの文章はいつも知的で読みやすい。思わず影響されて久々にオースターモードになった。しかし本棚には見あたらず、はみ出した本は堆くいくつもの塔のようになっていて(そこまでたいそうなモノではないが)見つからなかった。かつて友人がオースターの原書をくれて生オースターにチャレンジしたこともあったが、僕の語学力では並大抵の苦労ではなかった!
柴田元幸の名前も何だか久しぶりに見た気がする。英語圏の優れた現役作家をいっぱい輸入したすごい人で、僕も含め、この人の名前を見ると手に取り、とりあえずは立ち読みするという人は多い。
だらだら読み専門で、要するに最近の僕は系統立てた読書から離れておるのです。今近づいている台風が去ったら涼しくなると期待して、読書の秋に突入したいな、と夢想する。

by nogioh | 2009-10-01 23:29


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