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大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2011年 01月 02日

JOURNAL

ゆっくりと、過ぎゆく正月を惜しむように過ごした。土手をぐるりと散歩すると風は冷たいが気持ち良かった。土手があれば散歩したくなるのは小学校からの癖で、しょっちゅう一人で歩き回っていた。SFのブームが起こりつつあり、光瀬龍や眉村卓、小松左京、筒井康隆、星新一という日本SFの創始者達に耽溺し(シェクリイやシマック、クラークなど外人作家はもうちょっと後だった)、僕も書いてみたい、などと思って、勧められるまま原稿用紙に鉛筆で習作めいたものを書きなぐっては担任の先生に見せたりしていた。散歩は主にアイデアを練るための習慣だった。変な子供でした。まあ、色々思い出しながら歩いていた。

2ヶ月に亘り西海岸を旅してきた若い生徒氏が帰ってきた。帰ってすぐに、鍋とおせちを食いました、と電話があった。優しく真面目な青年。ハーモニカは音が良い。でも何と言っても若いし、うまく喋ろうとすると誇大気味になったり、喜怒哀楽も過剰だし、全然どっしりしてない人だし、色々と話を聞くのが楽しみだ。成長ぶりを見せて貰いましょう。

夜はルイ・ジョーダン、ビリーボーイ・アーノルドを聴きながら車で走る。ビリーボーイ・アーノルドはハーモニカも歌も頼りないというか、弾けなさ具合が少々もどかしいのだが、それこそがこの人の個性で、ポップな楽曲と相俟って時々むしょうに聴きたくなる。
南草津の極楽湯には休暇があっという間に終わってしまうのを嘆く人が一杯いた。みんな風呂で長い時間喋るのですね。僕は大抵一人なので、声を出すと早くのぼせてしまう気がする。

by nogioh | 2011-01-02 23:02


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