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大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2011年 08月 20日

JOURNAL

左京区にあるジャズカフェむーらにてライブ。大野木バンドとしては二回目。京都駅で橋本くんと待ち合わせ車に乗せて店に向かう。その時既にガス欠ランプが点いていたが、見事にスタンドがない。結局焦っているうちに着いてしまった。ジェームス・ハンターのCDをかけると、古いアトランティックなどのR&Bが好きな橋本くんに大いに受けていた。
僕はハンターがまだ、Howlin' Wilf&The VeeJaysという、何とも紛らわしく、マニアの心をくすぐる芸名でブルースの12インチなどを出していた頃からのファンだが、ヴァン・モリスンやアレサ・フランクリンのOAも務め、ここ数年CDも売れ始め本国イギリスのみならずアメリカでも人気者になった。昔はハーモニカを吹いていたが今はギターを弾いている。まあ何と言っても彼の強みはそのヴォーカルである。それにしても依然として日本での知名度は低い。ピーター・バラカン氏のような有名な人も大絶賛しているのに。驚くほどソウルフルなシンガーだし、曲も良いしサウンドも気合の入ったヴィンテージ志向ですよ。
店でゆっくりバランスチェックしながらリハをして談笑。天気も悪く、お客さんは少なかったが、良い演奏をしよう、と気合いを入れる。三島さんの物凄く昔のフェンダーの半トランジスタ半チューブのアンプにSHURE545SDの組み合わせで臨む。
1ステ
Wig flipper(Anders Lewén)/In your town~Everybody needs somebodyメドレー(Mark Hummel~Little Walter)/Cluck stuck me(Original)/Someday(Robert Nighthawk)/She's gonna ruin me(T-Bone Walker)/Creeper(James Cotton)
2ステ
Juke(Little Walter)/Stuff you gotta watch(Muddy Waters)/Moody mood for love(James Moody)/Trust my baby(Sonny Boy Williamson Ⅱ)/It's my life baby(Junior Wells)/Have a good time(Walter Horton)/Hoy Hoy(Roy Milton)/Clawl(Guitar Jr)//Wammer Jammer(Magic Dick)

お客さんはとてもライブを盛り上げてくださり、我々も予定になかった曲を3つほど増やした。最後はマスターご夫妻含め全員が立ち上がって踊って下さった。アットホーム、というか狭いながらも楽しい我が家、というかプライベートパーティみたいな親密な空気の中楽しく演奏させてもらいました。皆さん、本当にありとうございました!!美味しいカレーの賄いをいただき解散。
橋本くんとヒヤヒヤしながらスタンドまで付き合ってもらいガスを補充し、缶コーヒーを飲みながらキム・ウィルソンの「My Blues Session」を聴く。アウトテイク集だが、生々しい雰囲気が素晴らしい。2、3年前に友人のYさんにいただいたものだが愛聴している。暑さも和らぎ気分の良い夜だった。

by nogioh | 2011-08-20 23:59


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