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大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2012年 12月 12日

JOURNAL

2012年12月12日。ぞろ目の日だった。昼の12時12分には何か記念行事が行われたりしていたのだろうか。僕は人に言われて初めて知った。今日が何日とか何曜日だとかを、あまり考えずに過ごしているので、誰かが明日は祭日、などと話しているのを聞いて「えっ!」と驚く事も多い。ぞろ目だから何なのだ、という気分が先行するのだが、次に西暦の千の桁を除く数字が001~012になるのは千年後と考えると、地球などもうない気もするし、なかなか貴重な日だったのではないか、とも思えてくる。

レッスン。先週など、みなさん忙しくてレッスンがなかった(一人だけお喋りだけして代金を払って帰られた方がおられた。出張レッスンで現場まで行ったとは言え不労所得になってしまった)。師走はやはりみなさん走るほど忙しいようだ。なのに儲かってますという話はどこからも聞こえてこない。奉仕に次ぐ奉仕で心身ともに疲れていると言う話ばかり聞く。今日の人は、本人の希望で今年のテーマをクロマチックと決めた。5曲くらいはコピーしたので十分な成果と言えるだろう。サードポジションでブルースを吹くネタは結構仕込めたことだと思う。
自分の音を出すのが肝要だ、などとよく聞くし、僕も言ったりするが、実は最初にハーモニカを鳴らした時点でその人にしか出せない音になっている。要するにコピーもセッションも自分の思う「良い音」を探す旅なのです。ライブではお金をもらう場合が多いだろうから、これが今自分の一番良い音です、と堂々と披露してお金を払った分楽しんでもらうよう務める。多くの人がその繰り返しだ。コピーを否定する人もいるし、自分なりの解釈で、という意見もあるが、沢山聴くのは大事だが、どうやっているか解析を試みずして、つまりコピーせずにうまくなるはずがないし、コピーをさんざんやらないと自分なりの解釈など出て来ないだろうと思う。うまく吹く、の「うまい」も恣意的で正解などない、という声もある。いやいや正解はあります。少なくともそこに辿りつくために僕は続けているし、同じ志のプレイヤーも何人も知っている。

by nogioh | 2012-12-12 23:36


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