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大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2005年 10月 10日

JOURNAL

現代詩読本・田村隆一(思潮社)。「どんな人生にも頭韻と脚韻がある」生老病死の戦後的(?)表現。→ラングストン・ヒューズの有名な一節。これはごく単純過ぎる読みに違いないだろうが、元気が出る。この本では吉本隆明の評論の中に抜粋のみの登場だが「雨の日の外科医のブルース」の、ブルースという言葉の使い方はしっくりくる。十二小節スリーコードの「形式」への理解を感じる。たいした読書家でもないのでアレだが、日本の文学には珍しい感覚だと思う。僕が好きで読んだ人で他にというと寺山修司くらいか。

by nogioh | 2005-10-10 00:00


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