大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2005年 10月 15日

JOURNAL

朝十時半に、五条大橋のたもとに集合。僕と彼女と、ヘンリーさんら一行、総勢5人で夕方までの時間、京都観光。あいにくの雨だったが、清水寺、南禅寺、哲学の径などを歩き回った。彼女も萩原氏も、ヘンリー&ジョシーも始終写真を撮っていて、手持ち無沙汰になりがちな僕は雨に煙る古都観光を本気で楽しんでいた。住んでいると普段なかなか観光などしない。ヘンリーさん達二人は、ヘンリーさんの故郷北アイルランドでの田舎暮らしを本当に楽しんでいるようだ。飼っている鶏(四十羽!)や孔雀の話をする時は目が輝く。日本製の甘味が好きな様子で、心太や、カキ氷を楽しんでいた。何度目かのお茶屋での休憩の時、ジョシーさんが「昨夜のあのメンバーでバンドをやってどれくらい?」と聞いてきた。「十一年」と答えると、二人は驚いていた。この数字には僕も驚く。年をとる勢いって凄い、と怖くなる。ヘンリーさんはウッドストックやロン・ウッドの話をしてくれた。ロックンロールビジネスの最深部の、放埓でひりひりするような危険な生活。ヘンリーさんもジョシーさんも、今ではすっかり健康志向になったという。多彩なセッションワークからもやや距離を置いて、故郷での現在の暮らしを始めるきっかけにもなったという、手の指の怪我の跡をヘンリーさんは見せてくれた。シーンの中心を去ったといっても今も自身のアルバムは出しているし、ギグもたくさんこなしていてばりばりの現役。その凄みを数時間後に僕は思い知ることになる。「アイルランドも雨が多いが、こんなに激しくは降らない」と苦笑するヘンリーさん。ジョシ-さんは、陶器や紙細工などに興味津々で土産物屋一件一件立ち止まりつぶさに物色。「あの人も、陶芸的なものやるからね」と萩原氏が教えてくれた。一旦散会して、約一時間後、メンバー揃って三条のRAGへ。ヘンリーさんは着替えて、帽子も被り、本番さながらのいでたちだ。マーシャルで彼が音を出した瞬間、一気に空気が張り詰めた。第一線に身を置いての四十年を越える時間の重みがネックを握る左手に凝縮されていると感じた。バンドの音量が小さいと判ると、音を下げ、即座にきちんとバランスを作り上げる敏捷さも頼もしい限り。改めて緊張感が増した。みっちりと音合わせをする。
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by nogioh | 2005-10-15 00:00 | Comments(0)


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