今日もレッスン。忙しかったり、他にも何かと事情があってやりたい曲のキーのハーモニカをなかなか揃えられなかった人だが、今日やっと彼は不足していたハーモニカを手に入れた。しかし、前回のおさらいに案外苦戦してそれでタイムアウトになってしまった。入れ替わりに友人来たりて、深更に及ぶまで話して去る。マーク・ナフタリン(exポール・バタフィールドブルースバンド)がホストをつとめるシカゴのブルース番組のヴィデオを観た。昨日に続いてまたまた懐かしかった。最高潮に太っていた頃のチャーリー・マッセルホワイトが、いいハーモニカを吹いている。この人の演奏に大きな影響を受けてはいないが、このテレビショーのプレイは本当に肩の力が抜けていて格好良い。ヴォーカルマイクでさらっとやっているが、真似したくなります。坂上弘「百日の後」(講談社文芸文庫)。こういう文章をこそ、たくまぬ書きっぷりというのだろう。散文のあり方と行方を考え詰めた感性が、私小説風の何気ない佇まいの行間から揺らめき立つ。その迫力。