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大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2007年 11月 27日

JOURNAL

夜、街中をほっつき歩いていたら、小学校時代の担任とすれ違った。あっと思い、追いかけて声をかけたら随分驚かれた。会わなくなって20年以上は経つだろう。昨日、小学校自分からの友人に会い、その後友人とつげ義春に関する話をした後なので、今夜の偶会は凄い。共時性は存在する、と改めて思った。つげ義春の存在をこの世で最初に僕に教えたのはその先生なのだ。中学を出るくらいまでは時々、家にも遊びに行くような間柄だったので、そこで「ガロ」に載った当時の「ねじ式」を見せてもらい、衝撃は受けつつも中学生の僕には気色の悪い漫画、という印象が強く、漫画が文学に並んだ、と当時絶賛された観念性はちっとも理解できなかった。高校を出て改めて読む機会があり、今度は本当にひっくり返るくらいのショックを受けたのだった。その本質的な「前衛性」の片鱗に漸く触れることが出来たのだろうか。先生とは喫茶店に行って小1時間話した。昨日に続いて時間を飛び越える感覚があった。メディアには懐疑的であれ、とか、とにかく一杯本を読め、とか、教えてもらった。

by nogioh | 2007-11-27 23:52


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