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2006年 06月 29日 ( 1 )


2006年 06月 29日

JOURNAL

鬱屈の種は減らず、金欠だし夏だしさんざんで、荒涼とひね暮らす。高橋源一郎の実質的デヴュー作「ジョン・レノン対火星人」(講談社文藝文庫)は、痛みに溢れた、詩的と云うしかない強烈な作品だった。詩的と云ってもこの後に書かれた「さようならギャングたち」「虹の彼方に」のそれとは質が違う。時代背景を見ても突出していた、徹底的な方法意識による、エロとグロの奔流、そうまでせねば決して言い表せなかった(言葉で何かが表せるとして、という留保つき)高橋の原体験、バリケードで囲まれた「戦争」の日々の記憶。出た当時、思春期だった僕が読んでいたらどう思ったろう。ひねくれてはいたが、やっぱり「何か」があるな、くらいしか判らなかっただろうな。今読んで良かった。続いて柄谷行人の「世界共和国」を読み始める。
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by nogioh | 2006-06-29 02:31 | Comments(0)