大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2006年 07月 24日 ( 1 )


2006年 07月 24日

JOURNAL

ポール・ディ・レイという白人ハーモニカ奏者の「Nice&Strong」を聴きながら書く。非常に巧い人で、歌も力がある。でっぷり太ったならず者的風情だが、非常に凝り性で神経質なのが、音を聴けば判る。凝り抜いて完全に自分のスタイルを獲得したと云えるだろう。ルーツを感じさせないスタイルの突き抜け方、というのは、ブルースという密閉されたカテゴリーの中ではまさに稀有なことで、この人の場合、ポール・バタフィールドがきっかけだったと云うが独自性を勝ち得た今、バタフィールドとの因縁はもう見えない。今日のレッスンで、音色に天分としての特異性を持つ生徒氏に、スローブルースはなぜ必要か、を話した。あれこれ小面憎い駄々をこねてスローブルースを否定しようとするものだから、多少むきになって沢山熱弁したが、結局理由は一つ、一番難しいから必要なのだ。スローの巧いハーモニカ奏者なんて日本に何人いる?という話である。日本はブルースマンにシビアな国で、楽器で飯を食おうとするとブルースはやれない国だから情報も乏しいのだが、もしや一人もいないのではないかと思う。僕も含めて普通の水準の人は割りといそうだけど。そこを何とかクリアしないと独自性なんて、夢のまた夢、戯言もいいとこだ。
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by nogioh | 2006-07-24 01:59 | Comments(5)