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2007年 02月 28日

JOURNAL

Wettyが、自身のHPで、色々僕の事に触れてくれている。ちょくちょく覗きに行くが、新しいその記述については、ある親しい人が先に見つけて教えてくださった。Wettyの意見に与するという言葉が添えられていて嬉しいメールだった。外にいたが早速携帯電話から見に行く。ありがたい。僕は自分の楽器や歌にそれなりの自信がある。満足はしていない。芸事は満足したらお終いだ。しかし、ふと空虚になって停滞する事はある。それは慢心による堕落と同じで、そうならないためにも、名前がもっと売れればいいなとは思う。金も欲しいが、仕事(それは、こけて無惨な恥を晒すかもしれぬ断崖に立つ機会、という意味だ)が増えれば良いなと願う。しかし、先ずは支持してくれるお客さんや、お弟子さん、そしてWettyや加藤さんみたいなライバルの励ましが何よりの力になる事は云うまでもない。関西に一杯ハーモニカをやる人が出てきていることには、多少は僕も貢献できているはずで、その手応えも含めて、大きな意味での仲間には恵まれているほうだと思う。頑張らないとね。若い人のレッスン。一つの野望も諦める事はないと思う。とにかく、伸ばせる才能は全部伸ばせ、と思う。そのためには、やはりアンテナに物言わすしかないでしょう。体系だった電波もそうでない電波も、芸術に関するものは全部キャッチするアンテナ。関心ありそうだったので、「21g」のDVD貸す。夜も楽しいことがあり、とても上機嫌な日。JUNJIさんの影響もあって外で風呂に入ってばかりの冬だ。日々というものは、それ自体作品なので、今日は上々の仕上がり。落語「高津の富」読む。P・オースターとマルケスを暫く読んで、ジャック・デリダの最後の講演にかかりたい。
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by nogioh | 2007-02-28 02:48 | Comments(7)
2007年 02月 27日

JOURNAL

アニメーション映画「鉄コン筋クリート」観る気になった理由は、去年くらいに初めて観て大変に感心した「MIND GAMES」と同じ、スタジオ4℃の製作であったことが一つ。もう一つは、信頼できる人の大推薦を受けたからである。現代を、人体模型に見立てるとすると、それをぺろんと裏返したような生々しさと神秘性を併せ持つ舞台(宝町)を、生き生きと飛翔する傷だらけの「童心」。善悪、時間、生死という、普遍的で大きなテーマを、息もつかさず見せてしまう手腕は素晴らしく、「ポップな前衛」そのものの興奮があった。シロの声を演じた蒼井優は圧倒的で、驚いてしまった。「MIND GAMES」の時も、今回の「鉄コン・・・」にも、佐々木マキ(京都在住だそうですね)や、ビートルズの「イエローサブマリン」の強い影響を感じたが、本当のところはどうか判らない。見終わった後、色々話題が尽きなかったのも、傑作の所以なのだろう。大推薦してくれた人が、これを見てくださると勝手に思いこんでこの感想を記した。
 小林信彦「東京少年」。七十を越えて、「うらなり」と本作、ふたつの大傑作をものした作家の底力に感動する。抜群のストーリーテラーぶりをいかんなく発揮し、私小説という偏見を軽々いなしつつ問いかける「戦争」の真実。とうとう日記ではなくなってしまった。
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by nogioh | 2007-02-27 20:39 | Comments(0)
2007年 02月 25日

JOURNAL

昼間、レッスン一人。先方の時間の都合で慌しかったが、質問を整理してきてくれたのでピリッと締まってはいた。その後、植村純次(G)、須和龍一(G)、中村百錬(B)の三人からなる神出鬼没のトリオ、Goodtime Rollersのライブを聴きに行く。僕の生徒のバンドも対バンでお世話になったことがある親しい仲間だ。会場のざぶざぶは、スウィンギーな名うてのドラマー、ケンボさん経営のジャズバー。沢山の入りで和気藹藹の良いムード。植村さんの、伸びのあるウェットな音を間近で聴くとテレキャスが弾きたくなった。似合わぬと云われながらも、僕はギターを触るのが好きだ。今我がヘッドウェイのアコギは、開放D調律で、スライドなどやってみております。バンドは交互にヴォーカルをとり、喋りも結構達者で退屈しないライブだった。昼間リハをやって流れてきたという、テンホールズブルースバンドの面々も入り乱れてセッション。ケンボさんに手招かれ、アンコールにも吹かせてもらって出たがりみたいだった。でもやはり気分良く、僕としては珍しく大勢の座談に加わったりした。季節の話で、僕は春が嫌いだと力説したが、それはやはり、世の中の気分が仄明るくなって、みんなが浮き足立つ感じに適応できないのが原因なのです。「じゃりン子チエ」に出てくるアントニオJrという猫は、春になるとノイローゼになり、放浪したりするが、似たようなものです。ただし春に歩き回ったりすると暑くて、すぐに汗をかいて不快極まりないので、放浪は冬に限ります。
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by nogioh | 2007-02-25 02:37 | Comments(8)
2007年 02月 24日

JOURNAL

色々盛り沢山で心も穏やか、幸せな日だった。昼一番に、継続している人としては一番古い生徒氏が、実に久しぶりのレッスンにやって来た。多忙であまり練習出来ない日が続いていたらしいが、その割に勘の狂いもなく、唇の変形による音漏れも少なかった。それでも、一応様子を見ながら、という感じでリハビリ的内容になった。テンホールズキッチンにて、Wetty Joのライブ。古い仲間らしいが、初めて会う人ばかりのバンドでの京都見参。泥っぽく激し目のモダンシカゴスタイルをバックに、ウェッティは、音色と、ジャンルとしてのブルースへの強い強い拘りを、極めて高く正確な技術でロールさせる。客の殆どがプレーヤーというのは考え物だが、ウェッティのバンドに限ったことでは勿論なく、僕のバンドも含め多くのライブ会場で目の当たりにする、これはブルース自体が抱える危機の問題だ。ともかく、僕も2曲程吹かせてもらった。強力なライバルの前ではいつものことながら自ずと力が入り、わりと熱演したように思う。ウェッティ、お疲れ様、どうもありがとう。
 あれこれ話しに興じつつ、寒さも復活したことだし、めでたい気分で風呂に浸かって帰る。
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by nogioh | 2007-02-24 02:36 | Comments(0)
2007年 02月 23日

JOURNAL

鬱屈して心が飢(かつ)え切ったような折、ふと立ち寄った珈琲屋(こう書くと、はっぴいえんど時代の松本隆みたいだ)に知己が偶然居合せたりすると、言葉が迸り出て不自然なほどの自分の饒舌に呆れる。相手が閉口していないか、と気にしてしまう。ともかく、そうやって救われた心地になれるのは幸いだと思う。今日会ったのは、立場的には生徒氏の一人で、とても話し甲斐のある人。僕はこの人のハーモニカの音も好きで、来月25日の、僕の小さな個人教室のライブには是非とも参加して欲しい。
 落語「軽業」読む。夜中にテレビを点けると、恐そうな女性が沢山円卓を囲み、日本を駄目にした男は誰か?を討論していた。また寒くなって少し気分も良くなり夜更かしした。
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by nogioh | 2007-02-23 03:24 | Comments(0)
2007年 02月 22日

JOURNAL

年末のK-1、HERO’Sの桜庭・秋山戦。1月17日の記述でも触れたが、詳細な記事と当事者のインタヴューを読んで、僕の認識よりずっと事態は重いと知った。秋山、秋山サイドのセコンド、審判、そしてルールを完全に整備し得ぬまま興業を打った団体の罪は根深く、レベルも位相も違うが、PRIDEの不祥事に続いてジャンルとしての総合格闘技の存続を揺るがすほどの事件であったのだ。こうした事情に疎くなっているなあ、嫌だなあ、何とかしないとなあ、などとごちながら、マッサージ椅子に座って僕はつい最近、その記事を貪り読んだのだった。その昔は、Fという古い古い身内的友人と、夜を徹して格闘技の未来を語り合ったものだったのに。Fは今どうだろう?
 読まねばならぬ本、聴きこむべき音盤は山積みであるにも関わらず、その数は少しずつでも増加を止めない。これは諛々しき事態だ。忙しいのに、日記は更新している。こちらはどうってことはない。どこに書くか、の違いだけで、何も字を書かぬ日など思春期以降なかったのだ。落語「寄合酒」「禍は下」読む。「chicago ain't nothin' but a blues band」は、アナログで随分前に聴いた以来。北欧のバンドのカヴァーをきっかけに、最近ごく偏狭な範囲の仲間内で話題になったジョジョ・ウィリアムスも良いが、本アンソロジー中別格的ビッグネーム、サニーランド・スリムの冒頭の2曲にやっぱり参ってしまう。
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by nogioh | 2007-02-22 02:04 | Comments(1)
2007年 02月 21日

JOURNAL

金欠気味なのに、「DREAM GIRLS」を観に行った。有名なミュージカルの映画化であることなど全く知らず、モータウン風のデトロイトのレーベルが舞台だと聴いた上に、ジェイミー・フォックスも出てるし、ということで観たくなった。あくまでもモータウン、風で、例えば、マービン・ゲイ風の歌手、ジミ-が新機軸として吹きこんだ「What’s Goin’ On」風の曲の扱いなど、現実とは随分違う。映画としては、凡手でないエンタ―テイメントで、語られぬ行間で物言うような深みもあって良いと思った。ビヨンセは可愛く、他のキャストもみんな抜群のシンガーぶりであり、楽曲も良く出来ていた。が、アレンジだけは時代感覚が混乱するような現代式の音作りが目立つものがあり、それはどうしても気になった。ゴマさんの店に寄ると、ギタリストUさん一行が呑んでいて、「ヴィオリラ」なる奇妙な楽器のカタログをもらった。初めて耳にする名で、洋楽器とのことだが、オリエンタルな印象のルックスの高価な楽器でした。
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by nogioh | 2007-02-21 04:06 | Comments(0)
2007年 02月 20日

JOURNAL

夜、テンホールズキッチンに行った。生徒のO君が欲しがっている、ウィリー・メイボン&エイシズの録音をマスターが所有しており、話題に上ったついでに聞かせてもらった。知らない音源だったが、あれはいい。ピアノは洒落ていて都会的だが、ハーモニカの音色は吃驚するくらいダウンホーム。そのもちゃっと感が絶妙なのだ。僕も俄然欲しくなった。ホームページのドメイン管理者を旧管理人から僕に変更し、その手続きの過程で、本日一時的にページが削除されたが無事復活。管理人氏、夜中にお手数でした。ありがとう。
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by nogioh | 2007-02-20 03:51 | Comments(1)
2007年 02月 19日

JOURNAL

法律はもう庶民のものではないと、政治家はほくそえむ。前首相から引き継がれずっと続いている、これほど露骨な横暴にすら無関心な若者は、自分は有為の者であるがゆえに多忙であると信じ、単純な目晦まし操作の餌食となっている事には気付かず、誰にも決して詫びずに方々で大きな音を立て続ける。そして僕の嫌いな春が、予定よりうんと早く近づいている。疲れと屈託はこうして深まって行く。小林信彦「うらなり」(文芸春秋)は、小説の快楽という基本の一点において、今のところ今年一番である。素材(この場合漱石の「坊ちゃん」)の解析、新視点の確立、そして文体を含むディティ-ルへの拘りが傑作を生むのだが、この作品はそこがとても明快に見晴らせて、その事自体が言い知れぬ安心へと読む者を誘うのである。物語だけではなくて、小説を創る方法そのものによる感動。本編と変わらぬくらい長い「創作ノート」と合わせて一つの作品として読まるるべきだろう。
 夜更けてからの車の中でのレッスン。特殊なパターンです。かなり眠くて疲れたが、静かなので何をどう伝えるべきかが常よりもクリアになる気がしてなかなかいいものだった。 
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by nogioh | 2007-02-19 03:27 | Comments(0)
2007年 02月 18日

JOURNAL

昼間のレッスンでは、滑らかな音色をすでに持っている生徒氏と、今までやらなかったタングブロックによるやや激しいリズムの出し方を練習し、すぱっと歯切れの良い音が出せて大変嬉しかった。生徒氏にも喜んでいただけたようだ。夜、僕の分と合わせて買ったCDを取りに来た生徒氏(今日はレッスンではない)とあれこれ音楽の話をし、「ブルースランド」というDVDを観る。ルーズベルト・サイクスのパフォーマンスだけでも観る価値のある映像だ。
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by nogioh | 2007-02-18 03:57 | Comments(1)