大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2008年 05月 31日

JOURNAL

昨日の夜、よく寝るという決心をして、実際とても久しぶりによく寝たが、腰の痛みで予定よりは早く目覚めた。よく寝ると腰が痛むというのは悲しい。夕刻、磔磔へ行く。ジェフ・マルダー。同じ磔磔で過去二回見ている。この人ほど木造の店が似合う人も珍しいと思う。百人くらいの入りで少ないなあ、と思うが観るほうにとっては気分がゆったりする。古くはジム・クエスキン・ジャグバンド、そしてポール・バタフィールドのベターデイズ、マリア&ジェフ・マルダー、そしてエイモス・ギャレットやコーネル・デュプリー、ジョン・セバスチャンらとの幾多のライブやレコーディングと、その活動の全てに亘ってアメリカンルーツミュージックにこだわり続けた大ベテランシンガー/ギタリスト。もう随分前の気がするが、今はもうない”V”というレコード屋で彼の新作を買った時、店主のTさんが「これこそがウッドストックの音だと思うんだよね」と呟いたのを思い出す。ブルース・ヨーデルの異名を取るファルセットを混ぜた独自の歌唱法を持つ歌手、オープン、レギュラーとチューニングを使い分けて緻密に作りこんだリフをさりげなく弾いて、モノクロ写真に写る遠い昔の景色のような世界を現出させるギタリスト、古いブルースや民謡を掘り起こして新たにアレンジして紹介する研究家、そしてポール・バタフィールドや、ザ・バンド、ボビー・チャールズ、ジョン・セバスチャンらと共に、ブルースに根ざしたアメリカのロックのもっとも良質なお手本を作り出した功労者…。ジャッキー・ウィルソンの「Higher and Higher」をレゲエとジャズの要素を取り入れてカバーしたジェフのヴァージョンを、僕は昔バンドでやっていた。グリーンのシャツにグレーのパンツでさりげなく現れ、店の空間を六十年くらい昔のアメリカの匂いで(知らないんですが)満たし「毎度、毎度!」と叫んでライブを終えた、ジェフ。素晴らしい演奏だった。
今回のツアーに合わせて過去四十数年の未発表テイクを集めたアルバムを作ったとのことで、買ってしまいました。日本のみの発売だそうで、ジャケットは落語家風に着物姿で「高座」で座布団に正座してギターを弾くジェフのイラストだ。
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by nogioh | 2008-05-31 03:42 | Comments(2)
2008年 05月 28日

JOURNAL

蓮見重彦「文学批判序説」。もう古い本だ。訃報を機に小川国夫をよく読んでいるが、その中期の名作「試みの岸」に触れた一説があったな、と思い出し蓮見の、出版当時はセンセーションだったと聞くこの本を再読。最初に読んだときの違和感はそのままだが、昔より少しは判る気がした。後藤明生論は昔も面白かったが、今読んでもとても面白かった。こういう風に人をその書物に向かわせる文章を、例えばライナーなんかで出来たらよかろう、と思う。
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by nogioh | 2008-05-28 14:51 | Comments(2)
2008年 05月 26日

JOURNAL

土曜日にスタジオで見た。Tホールズブルースバンドのチラシがあまりに面白かったのでm僕も作って欲しいと思う。それで制作請負窓口のOさんと電話で話す。日焼け止めはケチらず上等を買うべし、などということも教えてもらった。ついに夏が来たが、焼いてはいけない。十八から二十六、七まで外出時には真夏でも長袖を着ていた。たいして意味はない。暑がりだから悲惨だったが、何だか意地を張ったように長袖。Tシャツも着なかった。そうして、Tシャツも着るようになった頃には、日差しの質も劣化(凶悪化)していて肌質も変化し焼いたらいけないテイストになっていた。
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by nogioh | 2008-05-26 14:42 | Comments(4)
2008年 05月 24日

JOURNAL

朝からレッスン。面白キャラの成長株。ベンドの精度がもうすこし増せばかなり良い。歌は(部屋にいたら尚)ついついオクターブ下でぼそぼそ歌ってしまい勝ちだが、裏返っても家人に怒鳴られても大声で、本番仕様の高さで歌うべし。布団かぶってがなるもよし、夜は人気のない河原で歌うとか、工夫して大声を心がけて欲しい。もう一人レッスン。まだ新しい人だが熱心で、多分練習時間ではNo.1だろう。仕事もしながら大したものだと思う。ハーモニカもどんどん壊れて気の毒。とにかく吹きまくる練習法を、正しい吹き方を徹底して繰り返やり方にシフトする必要がある。そうすればなかなか壊れにくくなります。
夜、来る6/14(土)のリハ。車で行ったが大渋滞で遅刻する。すみません。音量はでかくて気になったが、今日は手応えがあり、このまま行けば結構面白い演奏が出来るだろうと感じた。
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by nogioh | 2008-05-24 13:08 | Comments(4)
2008年 05月 23日

JOURNAL

夕刻、以前世話になった肉体労働のボス(旧知の同世代)と、今僕の紹介でそこで汗を流している生徒氏(若者)で会食。ボスのおごりであった。(ちなみにラーメンです)ごち。
夜、今度のライブ(6/14(土):都雅都雅 as T-Men100% now on sale !!)のお客さん候補がチケットを取りにわざわざ来てくれて、ついでに話し込む。ボビー・チャールズを聴かせたら反応が良かった。ニューオリンズものに詳しく、サニー・ランドレスのファンなので当然で、ボビーを聴いたことがないというのが意外。サザンソウルにおけるダン・ペンと同じように、ニューオリンズR&Bの世界で黒人と白人の垣根を取っ払った人。敬意を持って聴かねばなりませんね。みんな同じに聴こえる日もあるが、最近の人なら「緩い」と言うのか、「落ち着いた軽さ」満載の佳品です。
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by nogioh | 2008-05-23 23:58 | Comments(3)
2008年 05月 22日

JOURNAL

今日届いたばかりのボビー・チャールズの新譜を聴いてあまりの心地よさに寝そうになっていると、生徒氏来訪。レッスンする。ハーモニカという楽器そのものを理解する途中の初心者の人だが、めちゃめちゃ器用。言ったことはすぐ出来る。でもすぐ忘れる。こんなに面白い楽器が、どうしてもっと普及しないのか?と言っていたが、やはり難しいからでしょうねえ。こんなに難しいのにバンドに入るとギターのやつに見くだされることが多いとか、悲しいエピソードの絶えない楽器だから、でしょうか。僕も今のバンドを作って、さらに自分なりにだが練習もして、虚勢も含めて「どう?」などと主張し続けて、やっとそういう目に遭わなくなったが、昔はさんざんでした。
ボビー・チャールズは、自分のレーベルから出しているし、誰も文句言う人も周りにいないであろう環境だと察せられる。それが理由かどうか、昔の録音を新譜に再録することが多い。まあ、いいけど、ヴァージョン違いかな、と期待してしまうと肩透かしを食らう。しかし、そんなこんなを差し引いてもあまりあるアルバム全篇に横溢するこの豊かな気分はどうだろう。Dr.ジョンのピアノ、ベン・キースのペダルスチール、ミッキー・ラファエルのハーモニカ、スプーナー・オルダムのオルガン、そしてサニー・ランドレスのスライドギター!ライナーにはボブ・ディランが一筆寄せていて「作曲家としてよりも、なぜもっとシンガーとして注目されんのだ?!」とある。このナチュラルな歌声がやはりボビーの最大の魅力だからねえ、と思いながら読む。ファッツ・ドミノやクラレンス・ヘンリーにヒット曲を提供し、マディにもカバーされた黒くうねる作曲の妙も健在。すばらしい。
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by nogioh | 2008-05-22 11:05 | Comments(3)
2008年 05月 21日

JOURNAL

ライブと言うのは決まるまでが面倒だと思う。決まれば、宣伝して曲を揃えてアレンジして、できないものは省いて(曲によって進化も少しはあるが、昔できてたのに今は無理という退化現象もままある)備えるだけだ。店とかイベンターから電話がある場合はいいが、何かとこちらから仕掛けるのはしんどい。なるべくそういうライブはやめときたいと思う。
どんな場合もやりとりは難しいもんです。僕は中3以来基本的にネガティブな思考しかしないので、相手の何気ない、時によっては親切のつもりの言葉にすら傷つくことがある。いっぱいある。
今?と言われるだろうか。やっとスプリングスティーンの新作(去年ですな)を聴けました。Jちゃんはじめ、誰に聞いても「あれは良い!」と言うのでそわそわしていた。
「これは良い」
Eストリ-トバンドの唯一無二のサウンド、入り組んだイメージが交錯するややこしい歌詞、このヴォーカル。本人はそんなつもりはなくても、こちらは二十年くらい時間が戻る感覚がある。原点に返るというのはそういうことなんでしょう。歌詞が、最初期の難解で豊穣なイメージの魅力を取り戻したように、サウンドも「ボーン・イン・ザ・USA」よりさらに遡って「明日なき暴走」の頃の、プログレというか何ともいえないジャズ的な要素とソウルを混ぜて、フィル・スペクターのことを考えていたらこんなにゴージャスになりましたという雰囲気をもういっぺん追求してくれていたら言うことなかった。でも感無量でございます。この世界はもうだめだ、から始まる希望の歌詞はネガティブマンには沁みます。バレーも勝った。
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by nogioh | 2008-05-21 11:43 | Comments(0)
2008年 05月 20日

JOURNAL

若者レッスン。咳き込んで、青い顔をしている。潜伏期間等を計算して、前回のレッスンで僕がうつした風邪だと確信。すみません。聴き取る⇒覚える⇒レコードに合わせて吹く(その1:レコードよりコンマ何秒かずつ遅れて、つまり本物の音を一瞬だけ聴いて吹き始める、コピーには避けがたいプロセス。一人で吹いているのと、バンドのバックが入ったレコードに合わせるのは全然感覚が違うので)⇒レコードに合わせて吹く(その2:原典の奏者とぴったり音が被さって、吹いていると一人分の音しか聴こえない、もしくはそれに準ずる状態)⇒自分のバンドで吹く。というコピーの手順を話す。
女子バレー、意外に梃子摺ったがカザフスタンに結果快勝!レッスンの手を止めて生徒氏と、わあわあ言いながら観戦。
あと数日で、ボビー・チャールズの新譜が届く。70歳になったボビーの歌声が聴ける。ルイジアナスワンプを軸に、ジャンルを横断した音楽世界がまた更新される。悪いわけがない。
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by nogioh | 2008-05-20 23:30 | Comments(0)
2008年 05月 19日

JOURNAL

最遠方の人レッスン。ギターも好きな人で、何かフレーズを、と請われるが、僕のギターのネタはそろそろ尽きますね。サニーボーイⅠをやる。ちょっと聴くのは久しぶりだったが、やっぱり巧いなあ。抜群です。セカンドポジションでこれ以上の完成見本はないだろう。
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by nogioh | 2008-05-19 12:32 | Comments(2)
2008年 05月 18日

JOURNAL

昼間レッスン一人。ロック世代の人。最近、ジミヘンそっくりな(厳密にはそうでもないのだが、全面的に影響を受けたとすぐ判る)若いミュージシャンのライナーを書いたので、試しにそれを聴かせてみるとものすごくウケが良くて笑ってしまうほどだった。ブルースを聴いてもらってもまず返ってこないだろう反応だった。色んな人がいる。お金を惜しむ思いはあったが背中の痛みに耐えかねてマッサージに行く。僕の背中を押す女の子の手の関節が「パキッ」と音を立てる。気の毒だ。ゴマさんの店に行く。楽器と、イベントに関するちょっとした相談というか、打診というか、を受ける。若くて、最近ギターの相棒を見つけた生徒氏が前から行きたいと言っていたので共に行く。さらに若くて可愛いその恋人もついてきて、ゴマさん、私、彼、彼女、と古いもん順に並んで座って話す。バレー、今日も勝った。素晴らしい!夜中、井上康生のドキュメントを見てしまう。寝不足は必至だ。永井均を足がかりにしばらくまた哲学の本を読んで頭をちりちりさせようと思っているが、体力的に、どうか?
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by nogioh | 2008-05-18 10:33 | Comments(0)