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2008年 07月 31日

JOURNAL

なかなかコンスタントにレッスンが入らず、固まってどーんと来て、今週のように暇でしょうがない週もある。割り振り管理が下手なのだろうが、個人レッスンの宿命のような気がしないでもない。学校ではないですからね。
で、本を読んだり映画を見たり、音楽も聴いたりするのだが、そうなると時間が足りない。体力も尽きて失神するように寝てクーラーの冷気で膝が痛み、ついでにこむら返りまで起こって飛び起きたら朝、という不健康な成り行きに陥りがちだ。「母さん、教えてくれ」「志願」で、小川国夫「止島」読了。旧約聖書の風土を静岡に置き換えるという、神話の解体作業を最後まで続けた作家だった。フォークナーとヘミングウェイと志賀直哉をずっと影として宿しつつ、完全に独自な文体と空気を獲得した稀有な文章家だ。谷川俊太郎がなぜノーベル賞を獲らないのか、と嘆く友人がいたが、一つには詩の翻訳という問題がある。なぜ谷川が登場したか、というと、例えばこの小川国夫、もしくは古井由吉、遡って埴谷雄高や島尾敏雄、こうした特異極まりない文体を持つ作家は、果たして翻訳できるのか?といつも思うことをまた思ったからだ。
 東京のハギー氏より、ジェームス・ハンターの新譜が届く。ブルース系の白人ミュージシャンの中では年も近く、デビュー当時からリアルタイムで追いかけている人で、前にも記したが、ハギー氏と友達になったのもこのミュージシャンがきっかけだった。書きたいことは一杯あり、新譜も素晴らしい。とにかく今の出世を喜びたい。グラミー獲れればいいなあ。
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by nogioh | 2008-07-31 12:57 | Comments(3)
2008年 07月 29日

JOURNAL

小川国夫「舞い立つ鳥」「潮境」「未完の少年像」。丹念に読んでいるつもりだが、だいたい30枚くらいと短いから日に一個は終わってしまう。何と読み終えるのが残念なのだろう。でもこういう読書体験は大事なものだ。そうそうあるものではない。最近ではカズオイシグロ「Never Let Me Go」以来か。えらそうに原題を記したが、英語の原文の方は僕の語学力では遅々として進まない。名訳者である土屋氏の翻訳と照らし合わせて数ヶ月楽しんでいたが、体力気力時間が揃わないと捗らず、そんな日は滅多にないので三分の一くらいで止まってます。久々に原書を読む楽しみを思い出させてくださったTさん、そちらは進んでますか。こういう勉強は失業しててこそ出来るなどと言い訳してます。もう失業は困る。時間を欺く感じに生きたいと願う。1日72時間感覚で色々こなせるようになりたい。
今日も変な天気で体調がおかしい。夜のレッスン直前その不調感はピークであった。
最年少者レッスン。ロックや音楽との精神的な距離の取り方が判らなかったりする本当に若い人の感覚を剥き出しにしつつ、ハーモニカは進歩している。(距離はない方がいいのです。気分的にロッカーになりきらないとロックなど理解できないでしょう。ただ、道端に平然と<または平然とした表情の演技で>ごみを捨てることはロックとは無関係です。保守政党の演説と同じくらい音楽からは遠いものです)リトル・ウォルターに果敢に挑んで細かい聴き取りは未熟だが何となく雰囲気はつかめるようになっている。あと2.30曲やったらアドリブもやれるようになる、かも。
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by nogioh | 2008-07-29 23:47 | Comments(1)
2008年 07月 28日

JOURNAL

昼前から天気が荒れ始め、激しい稲光と雷鳴、大雨で落ち着かないことこの上ない。短い停電まであって、ついにPCに向かって書き仕事をしてるのも嫌になりビルの階下に降りて缶コーヒーを飲みながら雨を見ていた。白玉が降ってきた、と思ったら雹だった。世界は内からも外からも瓦解しつつある。
小川国夫「亀さんの夕焼け」「琴の思い出」。旅役者、というこれも古くからのファンには堪らない素材を再奏しつつ、印象は清新。過去のものが絵画なら、彫刻のイメージ、またはその逆。小説とは別のものに喩えつつ、これこそが小説なのだと言いたくさせる作家だ。
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by nogioh | 2008-07-28 10:48 | Comments(0)
2008年 07月 27日

JOURNAL

午後、最古株レッスン。典型的なフレーズを作って反復。ベテランこそこういうのが大切だ。もう一人は初めての人で若い人。オフロードバイクで西方からやってきた。道に迷ってどこかの山奥に入ったらしく一時間くらい遅れてくる。音楽が好きでたまらない若者。音楽が好きというだけで、今は超個性的に分類されるそうだ。みんなファッションで音楽を聴いている、とその人は実感を込めて呟いた。もう一人、すぐにでもライブできそうな人。ジェリー・ポートノイのワンパターンだが正確無比なタイム感、パッカリングとブロックの巧みな使い分けを勉強する。
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by nogioh | 2008-07-27 23:12 | Comments(5)
2008年 07月 26日

JOURNAL

昼、遠方からの方。相当な腕前の人。即興に自信が持てないのはほとんどの人と同じです。色んなところで人に聴いてもらうしかないです。その後、もう一人。熱心な人。熱心すぎて体調崩したという。これはいけません。暑いし、端から体調は崩れている私は頑張りすぎないことを念頭に夏を越すつもりでいる。ライブに向けて少しずつ完成形が見えてきた、かな。久しぶりに音数の多いソロの細かい聴き取りをしたので疲れる。記憶力を鍛えるためにも昔みたいに一日一曲コピーするか。いやいや体調第一です。
三島さんの家で、ジーさんと三人で3日の打ち合わせ。小さな音で軽くアレンジの確認。すぐ近くの中華料理屋で飲む二人を見ながら食う。
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by nogioh | 2008-07-26 10:05 | Comments(0)
2008年 07月 25日

JOURNAL

レッスン。この人のレッスンに関する記述、前回飛ばしたらしい。今日本人から指摘された。印象に残らない日はほとんどなくて、生徒氏みんなそれぞれ特徴のあるレッスンを連ねているが、書くのを忘れたんですね。ほかの事で怒ってたとか、背景事情があるかもしれません。
精神論の限界、精神論がそもそも持つ矛盾などについて色々話をする。僕の中にも精神論めいたものは強くある。言わないだけだ。出せない音があったとしてその音を吹く直前に「いける!」と言うだけで出せたりする例もいっぱいあるし、そもそも音楽は精神的なものだ。でもそれだけでは絶対だめで、いっそそういうのをなるべく排除してちまちまと唯物ぶって技術論を話している。
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by nogioh | 2008-07-25 01:19 | Comments(2)
2008年 07月 24日

JOURNAL

リハの日。今回は簡単な選曲、と思って作ったリストだが案外メンバーをてこずらせている。判らないものだ。15年同じメンバーでやっててなぜ判らないのだ?
ホンキートンクの翌週は大阪でウェっティがゲストに呼んでくれている。そっちも曲を準備しないといけない。今日、明里さんからメール、南部君から電話で、優しく催促されて焦る。
ウェッティや加藤さんと絡む時はなるべく原点帰りしたようダウンホームなブルースで勝負してみたくなる。
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by nogioh | 2008-07-24 01:15 | Comments(0)
2008年 07月 22日

JOURNAL

夜、レッスン。楽しくレッスンできる人。ブルースそのものは初心者と言っても良いキャリアながら、侮れない(誰のことも侮りはしませんが)技術の持ち主。生来のセンスに加えて努力家なのだろう。
細かい部分を勉強する。夕方TAKAGIMANのブログでハーモニカ・スリムの映像を見た。刺激的。この人やシェイキー・ジェイクや、グッド・ロッキン・チャールズの動画が観れるようになったのは本当に奇跡的なことだ。大御所含め、よく聴いてました。吹き始めから今まで僕はずっとダウンホームなハーモニカを吹きたいと思ってやっている。リトル・ウォルターをお洒落と言って切り捨てるやつは誰だ?(気持ちは判るが)あの人はダウンホームハーモニカの最高峰の一人だ。リトル・ウォルターをお洒落というと、ライス・ミラーもコットンもお洒落なことこの上ない、となる。ジョージ・スミスもそう。そこをちゃんと判ってやっている白人のレコード含め、僕はどこまで吸収できて、どれだけのものを残せるか、信用してくれる人に(長いレッスンの間にはそうでない人もいて悲しいやら腹立たしいやら嫌な気分にもなりますが)どれだけ伝えられるか。
ブルースの評価に「黒人ありき信仰」は無意味だ。黒人にしか出せない音はありません。それは錯覚です。言語の問題はどこまでもつきまとうが、音に対しては何色の皮膚であっても堂々としていれば良い。それがジャンルへの敬意だと思う。
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by nogioh | 2008-07-22 12:29 | Comments(5)
2008年 07月 21日

JOURNAL

昼間出張レッスンして、あまりの暑さにびっくりする。「舞鶴では35度」などと言っているが、南部はとうに39度を越えている。
暑いのに人ごみが恋しくなり大阪に出かけ古本屋やバーゲンを冷やかして汗だくになって歩き回っているうちに頭痛になり、ぼんやりしていたら、いつしかとっぷり日も暮れ帰れなくなるところだった。
小川国夫「しのさん」
死者と、荼毘の後の骨というモチーフはこの作家の中で様々に変奏される。
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by nogioh | 2008-07-21 10:21 | Comments(0)
2008年 07月 20日

JOURNAL

「CHICAGO」という映画を観る。随分前の作品で、ミュージカルの映画化。舞台版は、主役の弁護士にヒューイ・ルイスが扮しているという噂もあり、ならば見てみたい。いわゆるピカレスクロマンだが、子供の頃ルパン三世の「犯罪」に快哉をあげたような気分にはなれず、薄暗さが残るのは殺人が絡むからか、時代背景を表現するストーリーのテクニックにはまっているのか。
久しぶりのスーパー銭湯。夏はテンションが上がらずなかなか足が向かないが行けばやはり良いものだ。車に乗る頃にはまた汗だくになっているのが不快。
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by nogioh | 2008-07-20 10:14 | Comments(0)