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2013年 01月 31日

JOURNAL

梅田シティウエストでまつだゆうきとデュオライブ。回を重ねる毎にこなれて良い雰囲気になって来ていると思う。なあなあにならずこなれさせる、という感覚がよく分からない人がたまにいるが、まつだ氏はその辺の意識が高いから合うというか、とてもやりやすい。リハを済ませてOAをやってくれるまつだ門下生HくんとYくんも一緒にすぐ近くの天一に行き、そそっかしい店員に勘定を間違えられて足止めを食ったりした後本番。平日なのでお客さんの入りはやや厳しかったが、ここは音環境の良いバーで楽しくやれました。特に歌の響きが気持ち良いのです。アンコール前の曲ではマスターがカホンで加わって下さりサウンドがぐっと引き締まった。セットリスト。My kind of baby (Little Walter)/Bad boy(Eddie Taylor)/It all comes back(Bobby Charles)/Life will be better(Sugar Ray Norcia)/I knew the bride(Nick Lowe)/Last night (Little Walter)/She is tough(Jerry McCain)/Don't you just know it(Huey"Piano"Smith)//アンコール(ありがとうございます!)Boogie the Nogi&Matsu(タイトルはありません。即興のインストです)
昼間は暖かな日で不機嫌だったが、帰り道は冷えてなかなか心地よかった。ラッシュ用のシートに座れたが、電車は混んでいて、酔った60代くらいの男が僕が凭れているシートの上部に取り付けられた手すりに掴まろうとして何度も空振りして僕の頭を撫でて来て気持ち悪かった。「これはどうも、すみません」などと一々丁寧に謝るので黙っていたが、酔うことと、老いることの根源的な不都合、悲しみを垣間見る思いがした。

まつだくんとは明後日も京都で一緒にやります。白い花、という昭和レトロな雰囲気の喫茶店です。きっと楽しいライブにしますのでよろしくお願いします!
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by nogioh | 2013-01-31 23:41 | Comments(2)
2013年 01月 29日

JOURNAL

JAFに入ると自動的に配布される冊子に、たまに行く風呂屋の半額券が入っていたので車で出かけて、いつものスタジオでレッスンをした帰りに行った。レッスンは、サニーボーイのAll my love in vain。初めて挑戦するハンドワウに四苦八苦されている。何でもないようで手の使い方は難しい。僕自身何となく出来るようになるまでにとても時間がかかった。周りの親しい同世代のハーピスト(同世代じゃないタロー君なども含めて)ライブなどで一緒になった時、僕は耳では音色を聴く。そして目ではやはり手を一番見ている。僕の手の使い方は今も完ぺきとは思わない。まあ、自分の演奏に完璧な部分などそもそもないのだ。これくらいが能力の限界かなあと思うテクニックはいくつかある。
前にも書いたなあ、と思いつつまた書くのだが、今日行ったスーパー銭湯は、昔、今よりずっと金がなかった2月のある昼下がり、伏見にあったテンホールズキッチンに愚痴をこぼしに行き、その帰り道に寄った事がある。以来ここに来るたびにその日を思い出してしまう。雪のちらちら舞う平日の昼間に、人けのないがらんとした露天風呂に浸かっていると、縛りが全部取れて全くの自由になったような感覚(もちろんそんなものある訳がない。幻想だ)と、胸が詰まるような寂寥感が同時に噴き出して、宙に浮かんでいるような気分になった。もう自分にはこうやってふわふわと漂う以外何も出来ることは残されておらず、ゆっくりと下降を続け、命が尽きれば消えてゆくのだろう、と思った。
その後、ほんのちょっとだけ金も回るようになりハーモニカに関してもライブ、生徒さん、ともに途絶えることはなく、気分的に少しは余裕も出て来た気はするが、年を取って今度は体が結構しんどくなって来ている。
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by nogioh | 2013-01-29 23:44 | Comments(2)
2013年 01月 27日

JOURNAL

映画「きっとここが帰る場所」を観る。ショーン・ペン演じる引退したロックスターがほぼ絶縁状態のまま亡くなった父親の遺志を継いで人探しの旅に出るロード・ムービー。凝った美しい映像、音楽(デビッド・バーンexトーキングヘッズ)、役者、いずれも良い。「パリ、テキサス」のハリー・ディーン・スタントンも良い感じに登場するし、太っちょの子供の母親役を演じるケリー・コンドンって可愛いなあ、とか色々楽しめて何度も観たくなる作品だ。「パリ、テキサス」が好きな人はきっと喜ぶ映画だと思う。夜中、雪が降る高速道路をJ.ガイルズバンドのファースト・アルバム(昨日、ワマ・ジャマ―を失敗したせいではないが無性にマジック・ディックを聴きたくなった)、ジョージ・スミス「トリビュート・トゥ・リトル・ウォルター」、スプリングスティーン「ネブラスカ」を聴きながら走る。テレンス・マリックの「地獄の逃避行」、そして作家フラナリー・オコナーの影響の下生まれたアルバム、という背景を知らなくても「ネブラスカ」が間違いなく傑作あることは誰にでも判るだろう。迸る才気の重々しく暗い結実。ずっと熱心なファンであったわけではないが、一度も嫌いになったことのないロック・シンガーだ。ネブラスカの世界の重みに関する限り、スプリングスティーンはディラン以上だと僕は勝手に考えている。
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by nogioh | 2013-01-27 23:15 | Comments(0)
2013年 01月 26日

JOURNAL

シカゴロックでライブ。5時についてリハをして、すぐ近くのうどんと串カツを商う安い店に行き(いつか小林万里子さんとも行ったし、東京からハーモニカを習いに来た人を連れてシカゴロックのセッションに参加した時も来た店)、ミーティング。きっちり話し合って決めておかないといけない事が沢山あったが、結局決まらない。いつも何も決まらないからうちはミーティングをしないのだった。忘れていた。タカギマン、チヒロ、キャットフィッシュ藪下の三氏から成るユニットのライブを客席で楽しむ。即興性を前面に出すこういうライブは出来不出来の差も日によって結構出る気がするが、今日はどうだったのだろう。僕はチヒロ君のギターも歌も前々から好きだし、藪下さんのベテランの濃さが漂う野太いハーモニカ(野性的だがビブラートは繊細で美しい)も堪能できたし、タカギマンの前のめりにロールするダブルシャッフルも格好良かったのでとても楽しめた。僕らのセットリスト。
Roller Coaster(Little Walter)/Those Lonely Lonely Night(Earl King)/We Gonna Rock(Original)/Someday(Robert Nighthawk)/Lucille(Rusty Zinn)/Blues Had A Baby(Muddy Waters)/Wammer Jammer(Magic Dick)//My Love Is Here To Stay(Sam Myers)with Catfish Yabushita
黒人でなければどんなブルースも全部ロック、という原理主義に対抗したい気持ちが昔からあって白人のブルース(ロックではない)も黒人のものに混ぜて僕はよくやるのだが、久しぶりにやったワマジャマーはひどいこけ方で情けない。オマケに最後のキメの音はハーモニカが壊れるというアクシデントに見舞われひどい出来でした。
タカギマン氏、チヒロ氏、藪下氏、うちのメンバーのみなさん、お疲れ様でした。気持ち良く音を作ってくれた磯山氏、マスターそしてお客さま、ありがとうございました。
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by nogioh | 2013-01-26 23:33 | Comments(2)
2013年 01月 25日

JOURNAL

明日はライブです。南森町シカゴロックにて、新春ブルースショーであります。
大野木一彦ブルースバンドとTAKAGIMAN&チヒロfeat.Catfish Yabushitaの二本立てです。濃い共演相手で、とても楽しみです。8時スタートです。よろしくお願いします。
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by nogioh | 2013-01-25 19:04 | Comments(0)
2013年 01月 23日

JOURNAL

めまぐるしく動かねばならず、かつ動きに比例した儲けの出ない日々。大体みんなそうかな、とも思うがしんどい。突然手首の痛みが生じたりする。捻挫っぽいが原因に全く心当たりがない。何はともあれ疲れているのだろう。リフレッシュも兼ねて夜、祇園に行った。旧知の、ブルースを通じて、という意味では最も古い友人の一人(年でいうと大先輩)がやっているバーに、とても久しぶりに顔を出したのだ。ブルースを聴きながら近況を伝え合い、音楽の話で盛り上がり、ここ数年極まった感じがする不況を嘆いた。楽しかった。お互い忙しいからあんまり会えないけどまたな、という言葉に見送られ帰宅。小さな店だが何回かライブもやっていて、近くまたやらせてもらおうと思っている。ちょっとしか呑めないのでお店にはあまり貢献出来ないが行くと元気になるので時間を見つけて時々行きたいと思う。
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by nogioh | 2013-01-23 23:31 | Comments(0)
2013年 01月 16日

JOURNAL

レッスン。急遽頼まれたヘルプ的な本番が目前で、どうせなら付け焼き刃でないものを、と言う希望で初めて聴く人のオリジナル曲に乗せるフレーズを考える。こういう事に使う脳もやはり放置すると錆びるのでとても良い頭の運動になった。ちりちり音がするくらい考えても僕の抽斗は知れている。仕舞った事すら忘れて、開かない抽斗もあるだろう。それでも最善は尽くした。こういうレッスンは久しぶりで面白かった。
風呂で片岡義男「文房具を買いに」を読んで(半分写真集みたいな本なので、見る要素も大きい)、文房具熱が再発しそうになっている。すぐ影響される。意外と金がかかるので自重せねばなりません。明日明後日は寒いらしい。大雪はいただけないがキンと冷えるのは良い事だ。
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by nogioh | 2013-01-16 23:54 | Comments(0)
2013年 01月 14日

JOURNAL

祭日。昨日は成人式だったようで、僕は夕方から外にいたが駅前に、主に髪を派手に飾った女子と細いスーツが場末のホストか似非起業家みたいな男子が大量に群れていた。僕は友人と飯に行った。クラシックギターを廉価(定食3日分くらい。分かりにくいですか)で譲ってもらった。ガット弦が懐かしくて「買う?」の声に乗ったのだ。昼も夜も変な時刻に食べたので夜中胃が痛くなって悶えた。規則正しく、そして節食する。もうそれが不可欠な年なんでしょう。クラシックギターはガッコガッコバッキングギターを弾くとさすがにネックが太くて指が疲れる。
今日はレッスン。ライブも始め忙しそうにしておられる。J.ガイルズバンド(マジック・ディック)の、結構マニアックな曲。練習と速い曲のネタ拾いを兼ねた選曲だ。マジック・ディックは限られたダイアトニックの音数を更に切り詰めて、舌、手、機材をフル活用して素晴らしいフレーズを聞かせる、まさに天才。白人ハーピストの中でも真似が難しい筆頭格だ。ネタ云々はさておきトレーニングの材料としては最高級です。
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by nogioh | 2013-01-14 23:38 | Comments(0)
2013年 01月 11日

JOURNAL

レッスン。古株で、しょっちゅう会うから生徒でありながら友人の間柄になっている。かと言ってなあなあでは良くないので、仕事は仕事、ということでレッスンでは結構うるさく言う。音の出し方などは十分心得た人でビブラートも巧い。エンディングの処理とか、ツー・ファイブのアドリブとかやってみると以外にも難しいことを細々やっている。今年はセッションにもなるべく行こうと目標を立てておられた。体罰による自殺のニュースを痛ましいと思いつつ、笛や出席簿の背で殴られ、腹に膝蹴りまでされて、それらを良い思い出だと感じている自分と照らし合わせると、拭えない違和感がある。愛の鞭なんて目に見えないものを容認する訳にはいかないからとにかく手を出してはダメ、というルールの、そもそもの後退性や、どうしても生徒に愛情を持てない若い教師の氾濫について(憂う思いと同時に教師への共感もやっぱりある)、いつから自殺が復讐の手段になってしまったのか、など色々考えて気持ち悪くなる。いじめの問題も構造的に近いものがあるが、いじめより体罰の方が重要、などと軽く言ってはいけませんな。そんな話も生徒氏としていた。
余裕や、と思っていたが原稿の締切が近く慌てている。ジョージ・スミスの「サンフランシスコを後にして」は実に素晴らしい。改めてじっくり聴いて感嘆している。某日本のハーピスト(別に名を出しても良いのですが)がライブでやっていてそれがジョージ・スミスそっくりで腰を抜かした事がある。もう今はないテンホールズキッチンでの演奏だった。
四条河原町でちょっと飲んで、とても金欠だったので交通費を浮かそうと真冬の道を伏見・藤森まで1時間以上歩いて、テンホールズ・キッチンに行き、コーヒーを飲ませてもらってレコードを聴きながら閉店まで粘り、結局終電を逃してマスターに車で送って貰ったことがある。前にも書いたな。いつ思い出しても変なエピソードだ。
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by nogioh | 2013-01-11 23:43 | Comments(0)
2013年 01月 10日

JOURNAL

昨日軽く熱が出た(微熱だがしんどかった)ので用心して夜は早々に寝ようとしたが、迫って来ると気忙しいので早めに仕上げるべく原稿を書いたり、年は明けたが年度内に、隣町の役場主宰の講座の仕事もいただいたのでその準備もポツポツ進めていて、結局夜更かしになった。今日の午後には熱は下がり風邪だったかどうかもよく判らぬまま癒えた感じだ。
夜、スーパー銭湯に行き露天風呂に併設の打たせ湯で腰とか肩甲骨を荒々しく温め、半村良「新宿馬鹿物語」を読み、ヴァン・モリスン「Avalon Sunset」を聴いて寝る。本、CD両方四半世紀読み続け、聴き続けて(最初はLPで買った)いるものだ。うんと若い頃「新宿…」には本当に憧れた。僕を堅い本ばかり読んでいる奴と思っている人も周りにはいて、そういう人からは意外そうな顔をされるが、本当に愛読書のベスト10に入るくらい好きなのだ。山田詠美も、彼女が編纂したアンソロジーにこのシリーズの一篇を採り、その解説で憧れという言葉を使っていた。水商売の世界に生きる男女の会話や描写される挙措の一々、考え方など本当に格好良いと思った。そしてそれが一人の作家の手から生み出されている事に何よりも興奮し憧れたものだ。今、僕は主人公の仙田(連作の中で「壺」と言う店のバーテンから独立してバー「ルヰ」のマスターになる)の年を僕は越え、まあ水商売と言えなくもない(そもそも商売とは言えないくらいの稼ぎだが)音楽の世界にいるが、どうにもこの格好良さには至れずに年ばかり重ねている。きっとこのままなのだろう。「Avaron Sunset」はこの前年に出た「Poetic Champion's Compose」と共にリリース以後結構なペースで、ずっと聴き続けている。雄弁な詩的サウンドの極み、そこにヴァンのソウルフルなヴォーカルが乗ったり、サックスが乗っかったりするのだ。これは堪りません。
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by nogioh | 2013-01-10 23:40 | Comments(0)