大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2013年 07月 30日

JOURNAL

親しいブルースドラマー氏の好意で、招待券を譲っていただきガース・ハドソンを観に行って来た。久々のビルボードだ。梅田に着いて串カツ屋で一杯だけ飲んでから向かった。開始時間は遅れたしライブの構成も、とにかくガースの気分次第。長いインプロの後、突如「The Weight」のイントロが始まり、ギタリストが出だしを音を聴いて「G!」と叫び、それでもバンドはきちんと対応して良い演奏をしていた。ほぼ満員の会場は暑かったが、終演後ガースははスタッフに運ばせた革ジャンをすぐに来ていた。その姿もとても格好良かった。リヴォンも亡くなり、もういよいよザ・バンドは観れない。貴重なライブだった。ちゃんと目を見て握手もしてもらいました。T氏、ありがとうございました。
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by nogioh | 2013-07-30 23:52 | Comments(0)
2013年 07月 25日

JOURNAL

レッスン。ワマージャマーをやっています。長いライブ経験があり、レコーディングもされている方なので実力は十分だが、それでも苦労されている。この曲のミソは何と言っても前半の独奏で、ここのコピーの難しさは並大抵ではない。この曲だけ教えて欲しい、と依頼して来られた方も昔、いました。人気がある、ハーピストを惹き付けてやまぬ名インストという事だろう。今日の方はロックの人なので、古今の素晴らしい洋楽と、昨今の日本のロックと目されている人々の話題でいつも盛り上がる。売れていたり、ライブ人気が高いと音楽性まで保証されるように考えている人々は実に、驚くほど多い。それは違うのだ。年を重ねて結構どうでも良くなって来ているが、本当は今こそ大事に語られるべき問題だ。
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by nogioh | 2013-07-25 23:21 | Comments(0)
2013年 07月 24日

JOURNAL

スタジオレッスン。ギターを借りて、コード聞き取りの答え合わせをした。楽曲の成り立ちに興味があり、ジャンル問わず好きな曲にハーモニカを機能させてみたいという希望をお持ちの方だ。特にダイアトニックハーモニカに深い思い入れもなく、今日は買ったばかりのクロマチックを持参されていた。ちょっとハーモニカも吹いて、クロマチックとギターでさらっとアンサンブルを楽しんだ。
ジャンルを問わずハーモニカを軸にサウンドを組み立てる事はもちろん可能で、ブルース的ではないアプローチを用いて素晴らしい音楽を生み出しているハーピストはたくさんいる。しかし僕に関しては、シンガーの方からお呼びが掛かった時などブルース的でないアプローチも試みるが、どうしてもブルースのイディオムから抜けられない。ダウンホームなブルースのハーモニカが一番染み付いているし、一番好きだからどうしようもないのだろう。ヘンリー・マックローさんのバックをやると決まった時、某ハーピストに相談した。「相手が誰だろうとブルースをやった方が良い。一番自然なことをやるのが結果的にも一番うまくいく」という意味の答えを聞いて緊張が和らいだのを思い出す。
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by nogioh | 2013-07-24 23:57 | Comments(0)
2013年 07月 20日

JOURNAL

拾得ライブ。予想通り暑い暑い日だったが、意外だったのは湿気が低くカラカラであったことだ。ちょっと助かった。京都駅で大谷さんと合流し店に着くと、メンバー全員ほぼ同時に揃った。リハを始めかけた頃、テリーさんが来られたので挨拶と少々の雑談。久しぶりの曲、新しい曲を中心にリハをした。僕のセッティングはマイクはJT-30(カートリッジはshure99A86に変えてます)、アンプはHarp Gearのダブルトラブル。GONで飯を食い(ピネライスは本当に旨いが、バテ気味のこういう季節にはちょっと多い)乾杯して本番に臨む。今日は京都でいくつもハーモニカ・ブルースのライブがバッティングすると聞いていたのでとても不安だったが、懐かしい人、意外だった人も含めてそこそこお客さんも入った。30人くらい?本当にありがたい。

1ステ San Ho Zey(Freddie King)/Up the line (Little Walter)/It's my life,baby(Junior Wells)/I take care of you(Bobby Brand)/Sloppy drunk(Sonny Boy WilliamsonⅠ)/High Temperature(Little Walter)/Cluck stuck me(Original)/

2ステ All Night Long(Jonny Otis)/Rainning in my heart(Slim Harpo)/Computer nerds (Original)/Please send me someone to love(Percy Mayfield)/Eyeright to the blind(Rice Miller)/I got to go(Little Walter)/Creeper(James Cotton)// We gonna rock(Original)

衣装のシャツのボタンが一個とれていることに本番直前に気付いたがそのまま着て、何とか酸欠にもならず済みました。露骨な反省点(アレンジのチェック不足!不備!)はあったが、メンバーそれぞれ持っている力を出せたし、バンドの方法論も貫徹できたと思う。橋本君と大谷さんの仕上がりは身内ながら素晴らしかった。

語弊があるので書かないでおこうと思ったが我慢できなくなってきたので書いてしまいます。「これは誰の事だ」「これはあのグループの事だわ」「これ俺の事?」と、読んだ人の中に、そういう風に考えていしまう方がきっと出てくるだろうと思う。誰の事でもない。漠然とした影のようなものについて書くのです。大した数ではないが、それなりにここを読んでくださっている方はおられる。中には知らない人もきっといるだろう。文字になった者はすべて虚構である、という考えもあるが、一応気は使う訳です。

正しいブルースの音というものは存在する。いくつも存在する。そこには明確な方法意識があり、技術の研鑽抜きには実現しないフォルムとイメージがある。方法とフォルムとイメージが相俟ってのみ発現する言語の枠すれすれの感動がある。いくつも存在するのに、なおこれらの正しさを無視し、逸脱したものはブルースではないし、研鑽を忌避して、「生きざま」などというファシズム的妄言に依拠して、無頼を気取り、酔っぱらって適当にでっち上げたような濫造物をブルースという言葉を用いて気軽に同じ括りに入れてはいけない。同じ括りなのかと音楽に詳しくない人に誤解させるようなパブリシティをしてはいけない。僕も大概いい加減に生きて来たが、自分が守ろうとしている音楽はぶれず見えていて、守りながらも尚且つお客さんの耳には新しく響く音を作らないといけないと思っている。まずまず良いライブが出来たなと思える日は、何とかぶれずにいられたな、そしてお客さんが楽しそうだった様子はそれが伝わったのかなと思えた日、ということだ。前置きが長い割に大したことは書けませんでした。

メンバーのみなさん、お疲れ様でした。テリーさんはじめお店の方々、お客様、本当にありがとうございました。
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by nogioh | 2013-07-20 11:12 | Comments(2)
2013年 07月 15日

JOURNAL

かつては頻繁に通っていて、忙しくてそれどころではなくなり無沙汰になってしまったマッサージ屋に行った。よく判って貰っている安心感があって随分楽になった。昼間は散髪に行ったり車でうろうろしていた。一度出てしまうと家に戻るのが億劫になり車の中で原稿を書いたり、ライブのセットリストを仕上げたりした。ファットポッサムレーベルのオムニバス盤(頭がおかしくなるような、泥まみれのワンコードブルースの世界。あまり普段やらないが僕は大好きなのです。何かの拍子にそういう趣味は演奏に出ていると思うが、これをやろうとして真似出来る音楽でもないし、正直真似をしてうまく行く人がいるとも思えない。そういう音楽です)、オーティス・スパンなどを聴きながら走り回った。
ブルースから離れるが、森田童子を聴く機会が先日あった。引退状態のこの人の曲が再び脚光を浴びることになったテレビドラマを僕は一度も観ていないのだが、そこでも使われていたらしい「男のくせに泣いてくれた」を聴くと、中学の頃を思い出す。そして、あの頃は確かにあった秋が、今はもうすっかりなくなってしまったことを実感するのだ。
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by nogioh | 2013-07-15 23:58 | Comments(0)
2013年 07月 10日

JOURNAL

夜は旨いものを食べて、楽しく過ごした。話が尽きない場所、信頼を感じられる場所があれば生きて行ける、という事を大げさなようだが実感する。ありがたかった。生きて行けないのではないかと思う場面は実は意外と多い。こんな話はよそう。
締め切りが迫っているのに手を付けていないライナー原稿。今月はマイク・ジトの新譜だ。南部出身のスワンプロックの若手。いわゆる直球ブルースではないミュージシャンで、近年僕がこれは良いな、と思った数少ない人。自分よりうんと若い人のファンになるなど本当に珍しい事だ(この辺りはなかなか理解されないかも知れない。年を取ることを受容できていない未熟なおっさんの、歪んだ悪足掻きと自己分析している)。ギターはそんなにうまくないが、曲が良くて、ヴォーカルが素晴らしい。かつて僕にエディ・ヒントンを教えてくれたO君はきっとはまるだろう。エディ、そしてフランキー・ミラーに似ている、つまり白いオーティスと呼ばれる流れのヴォーカリストなのだ。心地良くて癖になる。新譜はサニー・ランドレスが弾いてます。シリル・ネヴィルと組んでツアーをやったり、アメリカでは結構人気もあるらしい。日本に来ないかな。BSMFから出ているロック系ではピカイチだと思います。
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by nogioh | 2013-07-10 23:31 | Comments(0)
2013年 07月 09日

JOURNAL

レッスンを終えて、暑いのにラーメン屋に入ってしまい、飯を食って草臥れ果てるという無惨な状況の中、蒸し暑い町をぶらぶら歩いていると、「Born in The U.S.A. 」を聴きたくなった。時々、むしょうに、耐え切れないくらい聴きたくなる。80年代へのノスタルジーではない。少しはあるのだろうか。別に楽しい時代ではなかったから戻りたいとは思わない。バブルの前くらい。流れる音楽も、道行く人のファッションも違和感があった。嫌な時代になったという実感があった。だからこのアルバムが余計沁みたのだろう。「俺たちは雨の中を歩きながら、まだ知らないこの世界の悲しみについて語り合った」と歌われる「Bobby Jean」はスプリングスティーンの曲の中で、今でも一番好きかも知れない。
ノスタルジーという事でいえば、80年代はろくでもない音楽が大量に生産消費されたが、今よりずっと人々の生活に音楽は密着していたし、使い捨てられてもいなかった。それは確かに懐かしい。
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by nogioh | 2013-07-09 23:34 | Comments(2)
2013年 07月 06日

JOURNAL

洋服箪笥やとうに使っていない汚いソファベッドや古いPCのモニターなど家を狭くしている元凶みたいな物共を処分することにして、近い関係の業者さんに頼んだ。部屋の中でバラして運ぶので音が凄く通報されるかと思った。すっきりしたところで、驚くべき安値の簡易クローゼットを買って来て(極端に安いが極端に使えない事が判明。良さそうなものは腰が抜ける程高く、程良い品物と言うものが最近はなくなっている事を実感した)洋服や、ついでに気になってどうしようもなくなった細々とした品々の整理をしていたら夜が明ける直前までかかった。ジョニー・オーティスと、テレビでずっとやっていた昭和歌謡の番組(この手の番組で、年とってなお現役の歌手が歌っているのを見ると、今出て来て歌ってもらわなくてもVTRで十分なのに、といつも思ってしまう。充実した現役歌手生活を実感させる人も、見ていて痛々しいような人もいるが、どちらも)を交互に聴きながら要る物と不要な物を分けていたら、大半を処分しても良い気になって来た。本当に必要な物と、欲しい物の乖離、というのが僕は従来あまりないタイプだったのだが、いつの間にか要らない物に囲まれて暮らしている。堕落と衰弱ですね。
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by nogioh | 2013-07-06 23:51 | Comments(0)
2013年 07月 05日

JOURNAL

実は昨日、誕生日だったので、色んな人からメールやSNSを通じてメッセージが届いた。ありがとうございます。目が遠くなり、色んなところが痛くなり、実際年を取る事のメリットはほとんどないというのが実感だ。35くらいまでは、悪くないなと思っていたが、それ以降は基本的には悲しいだけだ。「悲しいだけ」という藤枝静男の名作がある。読んでも沢山の事を思うが、まずタイトルが凄い。話が逸れたが、それでも言葉をかけられるのは嬉しいものだ。
三栄書房「大人のギター入門」というムック本が出た。もし見ていただけたら判るのだがフォークソングの本である。ハーモニカのコーナーが少しあり、少々の解説文やタブ譜を僕が書き、写真も載ってしまっている。なかなか気恥ずかしいが、奥付には名前も載っていて、献本も送られてきたので宣伝いたします。本の内容はとても良いと思います。プロの写真家にスタジオで撮ってもらったのだが、やはり写真と言うのはどうも何と言うか。
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by nogioh | 2013-07-05 23:38 | Comments(0)