出張レッスンの日。何となく空気が合うというか、年長の方なので合わせていただいているのかもしれないが、話していて面白い人。偏屈な(失礼)部分で共鳴するものがあるのかもしれません。ブルースを音楽としてどうとらえるか、についての難しい疑問を投げかけられ、色々と考えた日だった。やっていて楽しくなるのは間違いない。壁は越えねばならないが、ブルースは演奏家を裏切らない種類の音楽だと思う。やるのが楽しくなることと、聴くほうの情熱が高まるのは必ずしも比例しないが、聴いていて自分がやっている音楽はこれ、という安心(覚悟)は芽生えるはずで、そうなるともう趣味で聴くのとちょっと違ってくるが、職人的気分を裏切らないのもブルースの特質でしょう。