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大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2009年 04月 24日

JOURNAL

友人であり、強力なハーモニカプレイヤーのWettyから長い長いメールが届いた。本人の許可を得て載せる。

『今月で既にAが5本(マリン、プロハープ、ヘリングビンテージ、トンボフォークブルース)、F3本(トンボフォークブルース、プロハープ、ヘリングビンテージ)と買い続けたけどどれもアカンかったです。しかし好み的にも音色や抜けはマリンが一番ダントツでしたから仕方なくマリン使いますが2、3番穴、それから5、1番穴が弱い。僕の圧力に耐えてくれない。他の買った機種は品質も音質もビギナーや中級者やパッカーが吹く分には全く問題ないレベルでした。本当気がおかしくなり深刻に悩みます。出来るフレーズや舌技がやりにくい。出したい、出せる音圧や音色が出せない。ファイリングしたモノを吹いてもこれまでの経験ではファイリングしたモノは抜けと迫力がイマイチになる。本当気が狂いそうで、明日は久しぶりのバンドライヴやというのに、考えると頭痛も起こり、昨日など、吹いてる時ままならぬハープを投げつけ叫び、その勢い
で思わず本当にフォークで舌をズタズタに刺しそうになりましたが我に還り、なんとか気を落ち着けさしました。
本当、どないしたもんでしょうか。
来週花ちゃんが来てくれるので現状報告、先ずはメンテナンスやファイリングをちょっとずつ教えて貰おうかなと思います。
因みにクロマチックも最近のはダメです。音圧に耐えてくれないです。ここ数年で3本変えてます。
どのメーカーでも良いから、出来ればホーナーやけど、10穴ハープとクロマチックのタングブロック向けモデル開発して欲しいです。検品する人もちゃんとタングブロックでブギやスロウを一度思い切り音圧かけて吹いてもらって。
メーカー側の意識に問題があります。リードの強さ、リードプレートとの間隔、ボディとリードプレートの密閉度、ボディの材質、カバープレートとリードプレートの位置関係、密閉度…ちゃんと死ぬ気でやってほしいです。こっちは死ぬ気で本気で日々吹いて、生活してるのに。
このままだと本当に気がどうかなりそうです。』

確かに楽器は昔に比べて(僕らの知る昔など全然昔ではないですよ)めっきり安心感のないものになった。
僕はWettyが挙げたものも、それ以外のも使うが、実際満足の行くものは多くはない。
良いと思う機種もあるのでやれているが、吹き手にはそれぞれ特有の癖や好みがある。
Wettyに限らず多くのプレイヤーは自分に合う楽器の選択に悩んでいるはずだ。
最終的には自分で作るとか、それに近いことをするしかないと僕は考えてしまうようになっている。

レッスン二人。まずは初心者の方、今日はベンドにチャレンジ。何年もこの仕事をしていて、
一番伝え方が難しいのはダントツでベンド。うーん。どの言葉もしっくり来ない。
もう一人はぎりぎり新人。近く人前で演奏するレパートリーを練習。「Evan's Shuffle」カバー多数、
パクリ無数のワンコードものの傑作。やはりリトル・ウォルターのものが一番勉強になる。細かい技が盛りだくさんで、小僧と言っても良い年齢だった天才による、生ハープの大きな達成だと思う。

合間に、親しい人と少し会って話す。短い時間ながらいろんな話ができて良かったです。

by nogioh | 2009-04-24 01:05 | Comments(5)
Commented by おおにち at 2009-04-25 12:27 x
少なからず、わかるような気がします・・・。
ただ、小生は選んでいるような技術もないので。
しかしながら、昔といっても15年ほど前のマリンバンドは最高のような気がします。で、MS。
ampも同じく、フェンダーbassmanと命名しながら、マイク通すと・・・、何これ??みたいな。
製造会社も、プロ意識を持って頑張ってほしいなぁ。
Commented by nogi at 2009-04-27 04:31 x
わかりますよね。昔のマリンバンドは(僕らが知るのは、その末期ということなんでしょうが)とても良い楽器だったと思います。MSは出た時評判悪かったけど廃版にして、青い「HANDMADE」印字入りケースのクラシックモデルを復刻したら、MSが良かった、という声があふれたという・・・皮肉な流れがありましたね。「ブルースハープ」はなぜ、MSが完全定着したんでしょう?あれはソツのない壊れにくい機種ですが、昔のタイプ(バンドでハードに吹くとよく壊れた記憶もありますが)の音は抜群でした。
Commented by kawasaki at 2009-04-27 18:51 x
HOHNERの'Modular System'は、様々なコーム、リードプレート、カバーを簡単なネジ止めで組み上げられる点、組み合わせも容易な点などがから、生産性やメンテナンス性で有利な面があり定着したと推測してます。頑固一徹なハーモニカ作り職人が、現在は存在してないのでしょうか・・・?。きっと昔は大勢居たのでしょうね。ハーモニカを心から理解し愛するハーモニカ作り職人が。完全ハンドメイドのハーモニカっていったいどんな音がしたのでしょうね?
Commented by miya-g at 2009-04-28 18:23 x
私は初めて買った最初のハーモニカがMSで今でも自分に一番合っていると思い込んでいます。何か温かみのある音のような。気がします。ベンド不十分だけど…
Commented by nogi at 2009-05-07 19:58 x
miya-gさん、MSのブルースハープは、なかなか良い楽器だと思います。安定感はぴか一ですね。ただ、吹ききった時にぱっと目の前が明るくなる感じの、昔のマリンバンドの音色が懐かしいのです。僕らの世代があのマリンバンドを知る最後なんでしょう。


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