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大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2010年 05月 23日

JOURNAL

ライブ及び日頃の疲れを癒す日。昨日の夜から今日にかけて二本の映画「levity」「天国と地獄」を観る。前者は、ビリー・ボブ・ソーントン、モーガン・フリーマン、ホリー・ハンター、キルスティン・ダンスト競演の、地味で暗い映画。「罪の赦し」はアメリカの社会派監督(本作は米仏合作)が必ず扱うテーマで、単純なエンタメにくたびれると僕も吸い寄せられるようにそういう映画や文学に戻って行く。罪も赦しも、一切考えず生き切る事の出来る人はいない。まあ、全ての芸術はそこに根差して生まれているとも言えますね。音楽が美しく、台詞は極めて少なく、ストーリーもあくまでリアルで劇的な展開をしない(映像が綺麗だから、逆説的なファンタジーは感じる)。俳優達の寡黙な演技合戦も含め心に残る作品になった。
後者は「ダビンチ・コード」のシーズン2である。前作よりも難解でなくなり、でもちょっと目を離して、幾つか台詞を聞き逃すと一気に筋が判らなくなるハイスピードスリラー。金がかかっていて、クール。インディ・ジョーンズのようなアクションがない分なおさら記憶には残る。学者(神を持たぬもの)とカトリック教会、という難しい関わりそのものがストーリーの展開の大事な鍵になっている。前作のオドレイ・トトウに続き、一応ヒロインみたいな存在(反物質研究の学者)が今回もいるのが面白い。

ユニクロからエヴァンゲリオンのTシャツが出た。いつどこで着るのか、という問題はあるが、何とはない使命感に似た感情が湧く。この夏僕を見かけた時、胸元に綾波レイがいたら笑って下さい。

マーク・ハメルの新譜「Retroactive」は近年の彼の作では抜きん出た傑作。BSR誌に僕のレビューが載るはずなので詳細は省くが、これは良い!

by nogioh | 2010-05-23 23:14


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