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大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2010年 10月 17日

JOURNAL

朝9時54分に目覚める。チェックアウトは10時。青ざめて、歯を磨き顔を洗い着替えて、散らばった荷物を鞄に詰める。我ながらこういう時のスピードはなかなかのもので、うまく生かせば一儲けできるのではないかと思うほどだ。三島さんは東京で別にやるべき用事があり一足先に発っていたので、ジーさん、橋本君とモーニング食いながら話す。その後、一人になった僕は中途半端な時間を持て余す。荷物は重く、あまり遠くにも行けないので新宿近辺でうろうろして過ごした。新宿で飯を食い百貨店を覗き本屋とレコード屋に行った。観光するには時間が足りない。そう言えば東京はたまに来るが、観光目的はほとんどない。昔は古本屋やレコードショップをひたすら巡って、後楽園ホールで格闘技を観ていた。最近は人に会いに来る事が増えた。予め日を知らせるとレッスンを依頼して下さる方もある。ありがたいことで、これがあるとちょっとだけ交通費が助かったりする。ぽこっと時間が空くと、目的もなくバスや電車に乗ることもあるから住宅がひしめく普通の(基準が難しいが)町を知っている反面、名所に弱く、グルメでもないから美味しいお店も知らない。どうも話が逸れまくるが止まらなくなってきた。ある年の春先、仕事も絡んで少し長目の滞在をした時は、見込んだ収入が飛んでしまい、大慌てでアルバイトをした事がある。引越しのハードなやつを数日、平和島のTRCで仕分けと積み込みで数日働いた。首に彫り物をした怖い引越し屋のおっさんに「今度京都に仕事で行くからよ、トラックの荷台に乗って道案内してくれたらただで帰れるぜ」と真顔で誘われ丁重に断った記憶も今は懐かしい。

ブライトブラウン二日目。ヤス飯村、加藤つよし両氏とトリオでどちらかというと粘っこい泥んこの演奏を目指す予定の夜だ。簡単に音あわせをしてラーメンを食いに行く。食券買うスタイルの店で満員だった。なるほど旨かった。
お客さんは昨日ほどではないが、平松悟氏が初心者の生徒さんを連れて来て下さったり、ハーピストを中心にまずまずの入りでライブスタート。リラックスしてやれるいわゆる「ど」シカゴなスタンダード中心に選曲したので、気持ち良く演奏できた。ギターの二人はこう入って欲しい、というハーモニカ奏者、歌い手の気持ちを知悉した仕事ぶり。
セットリスト。曲順は決めてなかったのでよく覚えておりません。

My Little Machine(Sonny boy WilliamsonⅠ)/Someday(Robert Nighthawk)/So Many Road(Otis Rush)/My Babe(Little Walter)/That's Alright(Othum Brown)Vo.ヤス飯村/Candy Hearted Woman(オリジナル)/Bad Boy(Eddie Taylor)/Feel So Bad(Eddie Taylor)

その後はハーモニカ吹き(ギタリストもいらしてました)中心にセッションタイム。飯村氏に全曲絡むよう言われ、僕はずっとステージ脇で参加。平松君と即興で絡んだあとは、僕は控え目にハーモニカで参加しつつ、出てくる人達の演奏を(マニアックでくすりと笑ってしまうくらいの選曲も含め)楽しむ。サム・マイアーズのSleeping In The Ground、ウォルターのOne of These Morning、ビッグ・ジョン・レンチャーのMaxwell Street Bluesなど他ではなかなか聴けません。僕の生徒さんの得意技ウォルターのRocker、朝から飲んでいた割りになかなかの出来だったと思います。僕もよくやるCan't Hold Out Much Longerを吹いた方もいて、それは僕が歌いました。
途中から結婚式か何かの帰りだというジャズギターの巨匠とジャズ・ヴォーカリストの方も来られて、見事な演奏の「Gee Baby」を飛び入りで聞かせて下さった。宮之上さんというこのギターの方とは僕も一曲即興でインストを演奏させてもらいました。

飯村氏、加藤氏、文句なしの好サポート本当にありがとうございました。お疲れ様です。スーさん、お店の方、そして初めてお目にかかるお客さん、去年に引き続き来て下さったお客さん、平松氏、大阪から来て下さったK氏、ご来場くださった全ての方に心から感謝いたします。

by nogioh | 2010-10-17 23:04


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