レッスン。好人物で、人望も厚くライブも積極的にやり集客も相当なものだと聞く方。それだけに、どうしても納得のいかない部分に関しては厳しめに指摘せざるを得なくなってしまう。惜しいのだ。どのように伝わっているのか判らないが、ぐちぐち言って申し訳ないと思っている。同じような事情で時折文句を言ってしまう別な方は、目指す方向性、という事を口にした。ハーモニカという楽器でブルースを演奏するその鍛錬の過程(僕も勿論そうです)で、方向性なんてありえない、と思う。シカゴブルースにどれだけ耽溺できるか、求められる「才能」があるとしたらそれしかない。バンドにはルイジアナであったりウェストコースとであったり方向性はあるだろう。しかし個体としてのハーモニカ奏者はシカゴブルースへの徹底的な拘泥抜きには絶対に成り立たない。