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大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2010年 12月 16日

JOURNAL

リハに出かける。その前に外でちゃんとした飯を食う。いい加減な外食は楽だがあまりに味気なく体にも悪い。いっそ錠剤で良いとすら感じるくらいだ。ほっとした気分になり、ついでに昼間の疲れも出る。ケイちゃん不在の為、僕と三島さんで分担してケイちゃんのパートを彼女のキーで歌った。通常の5倍くらい疲れて喉がからからになり、ふらつきながら帰る。某元俳優(いつの間に辞めたのだ?)の本を、以前知りあいだった人が買っていた、という報告のメールが友人から来た。新しもの好きなその人らしくて、苦笑してしまった。その昔の知り合いの事はどうでも良いが、元俳優は記者会見で、恐ろしく掴み所がなく曖昧で、それによってかえって国語力の低下した今の若者には、そのスピーチが高尚で深淵な内容を持っているかのような錯覚を与えかねない(それが狙いと考えるのが妥当か)ことをずらずらと淀みなく喋った。あの男を批判する気持ちは全然ないまま見たのだったが、その記者会見は嫌な気がしたし大失敗だと思った。シュリンプの記者会見も噴飯ものだったが、まああれに匹敵するほどひどいスピーチだったと思う。その本の構想を何年前から練っていて、執筆にどれくらいかかったのか、その辺をきちんと(嘘でも良いから)話すべきだったと思う。もしやテレビではその辺りが放送されなかっただけなのか?受賞も賞金辞退も枝葉に過ぎない。忙しく他の仕事に日々を費やしていた素人が、ある程度まとまった量の原稿を、いかにもごく短期間で一気に書き上げた風に世間に伝わってしまったのが問題だ。そんなものを滅多に小説とは呼ばない。文学にほんのちょっとでも接近したことがある人ならそれは常識以前の共通認識である。それを誰かがあの若者になぜ教えてやれなかったか、と思う。耳打ち程度ですむアドバイスなのに。僕は読まないから内容については悪口も言えないので、これで止めとこう。なんか随分低俗な日記になった気がする。これは消すかも知れない。

by nogioh | 2010-12-16 23:32


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