遠出して少々の買い物をし、温泉に浸かった。今月は国策に服従して大きな買い物をしたのでピンチもいいとこなのだが控えめな出費で旅行気分を味わえて良かった。ただ暑すぎて終日くらくらしていた。帰途、夜中の田舎道でガス欠寸前になり、蒼褪めてガソリンスタンドを探し回った。コンビニで訊いて一軒だけあるよ、と教えてもらい助かったが、JAFを呼ばねばならないと本気で思った。
今日は何年ぶりかでロン・セクスミスを聴いた。ミッチェル・フルームとチャド・ブレイクが音を作っていた初期の作品を夢中で聴いたが、その後僕の中に第何次か判らないが一大ブルースブームが来て、以後すっかり遠ざかってしまっていた。今日聴いた「EXIT STRATEGY OF THE SOUL 」は前々作になるのかな。ホーンが入ってアレンジは派手目だが曲は相変わらず渋くてソングライターとしての存在感は健在。いつの間にかピアノも板についている。2、3周ロンを聴いてからポール・バタフィールズ・ベターデイズのライブ盤を聴いた。これも久しぶりだが素晴らしい。ザ・バンドとこのベターデイズのサウンドが、結局のところロックの完成型なのだと僕は勝手に思っている。「Small town talk」のハープとエイモスのギターの絡むところ、「生きながらブルースに葬られ」のジェフ・マルダーとポールのヴォーカルの掛け合いなど、何度聞いてもぞくぞくする。