多忙を極める方レッスン。職業上の忙しさなので、直接生活が関わって来る分逃れられないから大変だなあと思う。一方最近の僕のように金にならない(むしろ減ってゆく)多忙さと言うものもあって、これはこれで楽ではない。逃げられそうで、不思議なことになかなか逃げられない。人を縛って来るものは無数にある。どのような形にせよ多忙が続くと最後には体を壊すので、よく休まねばならない。今日のレッスンもぎゅっと濃縮したような短時間のもので、大急ぎで仕事場に戻って行かれた。Jukeをぼちぼち進めている。この曲、とても難しいのですが、一番難しい所が世間的にはどうも軽んじられている気がしている。この場合の「世間」はとても狭い世界を指します。電車でヘッドフォンから大きな音を漏らして足を組んでる若い奴には腹が立つが、漏れ聞こえる音楽が「JUKE」とか「Fast Large One」だったら面白いのに、と時々思う。そういう若者が増えたら、僕が上で言った「世間」はうんと広いものになる。
今は生活に沁み込んで痣みたいに消えなくなり、日常に大いに影響を与える音楽が失われてしまった。今こうしてキーボードを叩きながら書くのもどうかと思うが、インターネットがもたらした恩恵と損害。その答えは出つつありますね。