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大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2012年 01月 20日

JOURNAL

レッスン。タカギマン氏のセッションも久々に顔を出したかったが、またその内行きますので…。好きなアーチストのコピーを真剣にやることはハーモニカの進歩の上で一番大事で良いことだが、さほど好きでもない素晴らしいプレイヤーの演奏についてはどうだろう…。どうしても好きなミュージシャンに偏りがちになってしまうね、という話柄からそんな話になった。まあ、好き好きと言えばそれまでだ。だが、と僕は思う。ハーピストが、歴史に名を残す古い巨人的存在のプレイヤーについてさほど好きでない、と感じるのは、その難しさと素晴らしさをコピーに挑み、敗れる事で実際に体感していないから、という事も多いのではないか?この辺はリスナーとプレイヤーでは勝手が違ってくる部分だ。実際にコピーしてみて、この人こんなに凄かったのか!と感嘆し、相当遅れてファンになるという経験が僕自身何度もあったから、こんなことを考えてしまう。結局そういう思考も踏まえて、今までトライしてこなかったところにも進もうということになりました。

有名な女性歌手が離婚した。どうでもよろしい。報道する必要など全くない。そういえば、この人のファンの女の子と一緒に働いたことがあったな、と思い出した。当時は若い女性の大部分がこの歌手のファンだったと言っても良いくらい人気絶頂の頃だ。職場の女性は、女性歌手と同世代だから僕より一回り位下、当時はまだ22歳くらいか。「この人(今回離婚した歌手です)の歌詞は凄い暗くて、重いの。でもそこが良いねん、判る?」みたいなことを言われた。「判らん」と即答したはずだが、対象となる言葉のレベルはともかく、流行歌の歌詞をちゃんと聴いたり読んだりしてるのね、と不意を衝かれた思いで、僕はちょっと安堵したのを覚えている。その頃から、漢字を読めない書けない、本なんて読まない、漫画すら要らない、洋画も字幕はダルいという若い人が周囲にむくむくと大量発生し始めていた。僕は日本は滅びるんだな、結局人の終りは文化の終りなんだな、そして文化の終焉はすなわち言語の死なんだな、などと日々暗い気持ちでいたのだ。今はどうなんでしょう。AKBとモーニング娘(あ、。が要るんですね)、僕はどっちも数人しか顔と名前が一致しないのだが、歌は何曲か聴いている。二つのグループは、「モ」の後「A」が入れ替わって世を席捲した格好だが、なぜ入れ替わったのか。巨大な広告代理店も絡んでいるだろうから人為的な無数の理由があるのだろうが、とりあえず歌の言葉のクオリティは違う。段違いと言っても良い。「だから売れた」のだったら良いことだと思うのだ。「A」に騒いでいる若い人達も、今回離婚した歌手にかつて惹かれていた若者のように、やはりその辺はちゃんと意識しているんですかね。ちなみに僕は今、秋某さんが量産している(らしい)AKBの歌詞が素晴らしいとは思いません。あくまで「モ」の歌との比較の問題です。この作詞家の昔の仕事「夜明けのミュー」とか「青春のいじわる」は良かったと思う。ついでに書くと同じ秋某さんの「川の流れのように」が僕はどうも駄目なのです。あれはいけない、とひばりさんが歌いだした当初から文句を言っておりました。

サブカルについて書いたら喉がイガイガしてきたので、気分を変えるべくさっきから動画を観ていた。

George Smithの格好良い「JUKE」
http://www.youtube.com/watch?v=-jmOyI0DMmA&feature=related

今のスー・フォーリー。マーク・ハメルやキム・ウィルソンと絡んでいたデビュー前後より、美しいですね。このテレキャスは懐かしい気分を誘います。
Peter Karp & Sue Foley 「Treat Me Right」
http://www.youtube.com/watch?v=H7i8_qmKhXA&feature=related

by nogioh | 2012-01-20 23:36


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