予定していたレッスンがなくなり、友人と飯に行くことにした。去年の秋から渡すと言い続けていたDVDもやっと渡せる。遅い。遅すぎる。うろうろガサガサと小忙しい日々だし、瞼はぴくぴくするし、怖い夢も見るし、中年だし、とにかく疲れが取れない。車のキーを部屋のドアに向けてエントリーボタンを押す、というとんでもないとんちんかんをしたり、疲れている、では済まない悲しみに包まれる時がある。果てしなく暢気に見える人、というのがこの世界には結構いて、僕は時々羨んだりするが、話してみるとその人も結構しんどい日常であったりする。自分で乗り越えるしかないのだ。ちょっとだけ有名らしい(僕は知らなかった)ハンバーグ屋で飯を食う。友人は一時間半かけて会社から戻って来た。この人も日常の疲弊をさほど感じさせないタイプだが、話を聞くとやはり楽ではない日々のようだ。まあ、そりゃそうだ。
スパンのテスタメント録音は、理想的なサウンドコンディションのジェームス・コットンのアンプリファイドハープが堪能出来て、音だけで興奮する。この音は再現できないね。チョコが売れる日だが、おっさんと話し、ブルースを聴いて暮れた。