大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

nogioh.exblog.jp
ブログトップ
2012年 02月 19日

JOURNAL

リハ。静沢真紀氏と、ライブの打ち合わせ。初めて行くそのスタジオは民家の離れを改造したもので、畳敷きの部屋の奥にある。受験勉強がはかどりそうな空間だ。庭にある消火用バケツには、凍てた表面が丸い氷となって浮いていた。廂からは雪解け水がひっきりなしに落ちて万年青の葉を叩いている。
今回のライブは普段、僕のバンドでは先ずやらないフュージョンっぽい曲もあったり刺激的なライブになりそうだ。僕はブルースの方法論でしか対応できないが、今日音を合わせてみて、何とかなりそうな雰囲気だった。真紀ちゃんが東北をイメージして書いたというインストがあるのだが、それがこの日のポイントになるだろう。ゲストで呼んでもらうからには何とか期待に応えたい。真紀ちゃん差し入れのお菓子をいただきつつ、緊張感を維持してリハをやった。やはりリハは必要です。

終了後ちょっと雑談して大荷物の真紀ちゃんと別れ、繁華街をうろついた。最近よくうろついています。タワーレコードで、エディ・C・キャンベルの「King Of The Jungle」を購入。今回P-VineからMr.Blues原盤の渋い奴が3枚(Mr.Bluesはこの3枚を出してぽしゃった)とも再発され、これだけはLPでしか持っていなかったので欲しかったのだ。懐かしく思い入れのあるアルバムである。70年代のシカゴブルースには、5,60年代のものほどのめり込んでいない僕だが、このアルバムは別格である。聴いた回数は手持ちのブルースアルバムの中でも上位に食い込むだろう。カキンカキンと脳に爽快に響くキャンベルのギターやじわじわ沁みてくるヴォーカル、クリフトン・ジェイムスとボブ・ストロジャーの無敵のリズムセクション、そしてキャリー・ベル。知っているキャリーの録音の中で僕はこのアルバムのものが一番好きだ。トリルのきれいさやリズムのキレが際立っている。チープさとすれすれのアンプリファイドの歪み方も良い。

このキャンベルさん、American Blues Legendという欧州ツアーに参加した際イギリスでイベントに参加、「London R&B Session」という、イギリスのブルース系パブロックが好きな人はみんな持ってると言う位有名なライブアルバムに1曲収録されている。これは意外と知られていないかもしれません。ウィルコ・ジョンソン、ルー・ルイス、ザ・ヴィショップス、ザ・ブルースバンド(ポール・ジョーンズ)といった錚々たる顔ぶれに交じって、一際黒光りする演奏を聞かせている。バンド名はAmerican Blues Legendになっていて、参加アーチスト全員がイギリスのパブ系白人バンドだと思い込んでいた18歳の僕は、その演奏の渋さに度肝を抜かれたものだった。バンド名で気付いても良さそうなものだが、凄いバンド名を付けるイギリス人だなあ、でもこの演奏は凄いね、バンド名がいっそ相応しく感じるよね、などと興奮して友人と言い合っていた。お恥ずかしい。収録曲「Why Do Everything' s happen to me」ではキャンベル氏はギターのみで、ルイジアナ出身のベーシスト、ノーラン・ストラックが歌っている。このヴォーカルがまた素晴らしいのである。

2月26日 甲賀マイスター館 静沢真紀Bandにゲストで出ます。
18:00開場 18:30開演
入場料
2000円 (勤労者互助会員 1400円)
※1ソフトドリンク付

よろしくお願いします。
[PR]

by nogioh | 2012-02-19 23:39 | Comments(2)
Commented by JUNJI at 2012-02-21 05:41 x
London R&B Sessionにエディ・キャンベルが入ってたのですか?
このアルバムもってたなー(正しくは兄が)。当時、ウィルコのエグイ感たっぷりのスローブルース(wammyでしたっけ?)とかばっかり聴いていて気がつきませんでした。The blues bandはT-boneのTwo bones and a pickとかやってた記憶が(ちがうかも)。なんにせよもう一度ゆっくりきいてみたいとおもいますが、アルバム、もうどこかにいって無いんだろうなー。20代が懐かしくなる記事でした。
Commented by nogioh at 2012-02-21 08:11
JUNJIさん、ザ・ブルースバンドがやっていたのはサンハウスの「Death Letter」です。ウィルコはあのバンド(ソリッドセンダース)が気に入ってなかったとか聞いてましたが熱演でしたね。パンキッシュなスローブルースって出来るんや、と思いながら聴いてました。朝からノリノリでコメント返しでした。お兄さんが今はもう持っておられないならCDお貸ししますよ。探せばあると思います。


<< JOURNAL      JOURNAL >>