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大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2012年 02月 26日

JOURNAL

甲賀でライブ。今日は静沢真紀バンドの客演である。前から楽しみにしていたし、早めに音源や譜面を送ってくれたり色々気も遣っていただいたので必ずや良い演奏を、と意気込んで向かった。何度か電車を乗り換え、最後に草津線で30分。景色が一気に冬枯れた。森と川、ぽつぽつと点在する古民家と工場、そして田圃。気分はつげ義春、完全に旅行している感覚だった。会場の甲賀マイスター館は、元々銀行だった場所で、僕が着いた時は会場の設営準備中だった。「ゆっくりしといてください」と真紀ちゃんに言われ、有福珍くんと雑談したり、初対面のドラム三夜くん、オルガンの花井さんと挨拶したりして過ごす。その後結構入念なリハをやり、準備があるから、と言って別行動の真紀ちゃん以外のメンバーでコンビニに行き食糧調達して戻ると、バンマスは一人黙々と作業しながら軽く飲んでおられました。オープニングアクトは釜井修治 with モカ。モカさんは若い小さな女性だが、素晴らしいギタリストだった。正直音にびっくりした。なかなか聞けない男っぽいトーンだ。釜井君のハイトーンの歌との相性も良かった。静沢真紀バンドの演奏が始まった。僕は5曲目から役10曲参加。途中、自分のコーナーのようなものもいただき、真紀ちゃんの洗練されたモダンな世界を楽しみに来たお客さんを混乱させないかしらと思いつつ、吹き語りでジョニー・シャインズの「Evening Shuffle」、バンドでジミー・ロジャースの「Money,Marble and Chalk」、スリム・ハーポの「Scratch My Back」をやり、さらに真紀ちゃんと二人で「Hideaway」を演奏した。他はメンバーの皆さんのオリジナルインスト中心で、花田さんのソウルフルなバラード、珍君のジャズ・ブルース、マンボ、などに何とか取って付けたようにならないようにハーモニカを絡ませた。真紀ちゃんの「flower」という曲は壮大で包み込むような良い曲で、僕はヴァン・モリスンが吹く、上手くないけど情感のこもった、ちょっとジャズっぽいサックス、という雰囲気を目指した。出来た気はしないが気持ちは良かった。アンコールの超高速ジャズ・ブルース「Mr.PC」まで緊張感のある良いライブだった。参加できて嬉しかったです。メンバーのみなさん、お疲れ様でした。手作りのイベントを見事に進行されたスタッフの方々、お客様、僕を呼んでくれた静沢さん、ありがとうございました。

by nogioh | 2012-02-26 23:27


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