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大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2012年 03月 22日

JOURNAL

レッスン。仕事が暇になり、それは心配なことだがこの機会に特訓すると意気込む同世代。顔も広く、良い人なので、先輩にも親切にされてるようで、今後の活躍に期待できそうですね。上手くなっているがなるべく褒めないように接している。クリアしないといけないわりと大きな問題があるのでそれを何とか克服できるまでは成長したと思わない方が良いと思うのです。
世の中には色んな人がいて、先日もあるベテランブルースミュージシャンに「リズムが悪い」と言われた人の話を聞いた。僕も生徒さんにリズムの話では色々文句を言うが、その怒られた人は素人でもないし、ブルースのリズムを理解していない人でもない。おそらくこれはそのベテランさんの偏狭な解釈の押しつけだな、と感じた。例えばドラムにしても、サム・カー、フレッド・ビロウ、クリフトン・ジェイムス、ウィリー・スミス、みんな素晴らしいけど「それぞれ全然違うシャッフル」である。白人の名うてにしてもリチャード・イネスとマーティ・ドットソン、ジョージ・レインズも三者三様のシャッフルを叩いてそれぞれ違うけど、3人とも凄いグルーブを生み出します。要するにそのベテランさんはやりにくかったんでしょう。だったら「やりにくかった」と言えば良いのである。自分がギャラを払って雇っているなら「やりやすくしてくれ」と言っても良いが、「シャッフルとは」などと、経験のある人に向かって説教垂れたとしたら、それは恥ずかしい事です。
吉本隆明氏が亡くなったので、追悼の気持ちもあって「宗教論争」という本を読み返している。小川国夫氏との対談を集めた本で、10数年前に出てすぐに買った。当時と今では受ける印象が随分違う。思想家としてではなく詩人の顔で話す吉本氏の言葉を見つけたり(勝手に思っているだけ)、カトリックの立場でありながら柔軟に理論を組み立てる小川さんは実は対談がうまかったんだなあ、と思ったりしながら面白く読んでいる。

by nogioh | 2012-03-22 23:44


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