先日録画しておいた新日本プロレスを観た。月曜の深夜に枠を貰って、それでもやはりテレビっておいしいのだろうか。一体何人くらいがそんな時間に起きて観れるんだろう。旗揚げ40周年興業、後楽園ホール、IWGPの選手権。内藤哲也とオカダカズチカの若い二人の試合はとても良かった。いかに怪我をさせないか・怪我をしないか、同時にいかに観客に痛みと感情を伝えられるか、という矛盾した命題を抱え込む格闘芸能としてのプロレスの危うさを観客もみんな知っているので、良い試合を作るのはとても難しい。これぞプロの仕事だと思った。ただ、二人とも喋るのはへたくそで、それも試合の一部なので残念。試合中も観客によく見えるようにリング下からマットを叩き叫び、そうすることでリング内の選手よりむしろ観客を煽り立て、試合後のインタビューにもマイクを奪って代わりに「答えてあげる」名人、外道に感動した。僕はずっとこの人を何十年に一人の才能だと言い続けているが、40才越えのこういう存在には勇気をもらえる。
今日はじっくりリトル・ウォルターを聴いて「Ah'w Baby」をちょっと真面目にコピーしました。忘れてますなあ。記憶から色んなフレーズやリズムのエッジの感覚がすっかり抜け落ちている。生徒さんが上手くなってきて最近レッスンで教材にすることが多いので改めて体に馴染ませておきたかったのです。