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大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2012年 04月 27日

JOURNAL

夕方、バンドメンバーが集まった。先日イギリスのジョン&ユキ夫妻と飲んだ店に行こうと思ったが連休前で超満員だった。僕は並ぶとか待つのが大嫌いなので(後楽園ホールの階段での待ち時間は意外と大丈夫。ただし季節限定で、あれは夏になると地獄である)早速不機嫌になりかかったが、斜向かいの焼き鳥屋が空いていた。ほっとした。リハでもライブでもないのにバンドメンバーが全員揃うというのはとても珍しい事で、ライブ当日以外にメンバーだけで飯を食うなど、結成して20年近くになるが一度もなかったのではないか。それくらい大事な案件を話し合う会議だったのだが、何となくみんな機嫌が良い。それを見て僕も気分がほぐれる。バンドに限らず大人数の酒席を頑なに避け通して来たこれまでの年月を思うと、この安堵感は年を取った証拠だと思う。ともかく、たまには良いものです。終始話は脱線しながらも穏やかに過ごした。メインの議題についても一応円満に解決した。体調不良の話なども告白的に飛び出したりして、みんな年食ったなあと寂しい気分になったが楽しかった。日曜日は天皇賞、という事で、JRAのキャンペーンガールが号外を配りにどやどや店にやって来た。僕はどちらかというとそういう女の子を見ると、作り笑顔の隙間、みたいな素の表情を見たくなってじっと観察してしまう方だが、そこは人それぞれで、セクハラまがいのコミュニケーションで若々しさと中年の悲哀を同時にまき散らすメンバーもいた。地下鉄組のジーさん三島さんと別れ、橋本君と話しながら駅周辺を歩いていて何となく話し足りない気分になり、ラーメンを食いに行き食後解散。あわただしく生きていると気持ちだけは年を取るのを忘れているが、肉体は衰えている。三島さんと知り会ったのが25歳、ジーさんとは27歳で出会った。そう考えると今度は自分に20代があったことが信じられないような、奇妙な気分にもなる。
エルモア・ジェームスの3枚組ボックスの#2を聴きつつ就寝。

by nogioh | 2012-04-27 23:46


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