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大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2012年 05月 03日

JOURNAL

昨夜どういうわけかあまり眠れず、それでものそのそと起き上がり掃除したり風呂に入ったりして結局真昼間の変な時間に寝てしまい気が付けば夕方だった。僕は滅多なことがない限り昼寝などしない。非常事態だ寝ておけ、と脳が命じたのだろう。慌てて支度して出かける。東京のハーピスト山田とも氏から、この連休に高槻ジャズストリート出演のため関西に行くので、花村容寛氏の十穴工房見学をコーディネートして欲しいと依頼があった。僕も直して欲しいハーモニカがあったし、いつも来てもらってばかりで行ったことがないので同行することになった。マッドハープ加藤さんも来るとの事で、およそどのような展開になるか予想はついた。はたして予想とほぼ寸分違わぬ成り行きになった。工房のある近鉄Y駅まで花村君に車で迎えに来てもらい、朝から何も食べてなかった僕は近くのコンビニでざるそばを買って、工房に入って見たことないような刃物や工具、マイクやコーム制作用の木片に囲まれて食い始めたところに、加藤さんの車で二人がやって来た。(花村君の好みで、とても和のテイストの濃厚な)数々の道具を花村君は見せてくれて、ともさんは強烈に食いついておられた。加藤さんもかなり汚い(失礼)ハーモニカの簡単な修理を依頼されていた。僕と加藤さんはギターを交代で弾きつつハーモニカを吹いてセッション。花村君とともさんは僕らの演奏になど見向きもせずに熱心に語り合っておられた。このバラバラな感じが楽で心落ち着くのであった。どこかに誰かと出かけても別行動してしまう傾向のある僕は、向き合って話したり、てんでそれぞれが好きなことをしたりする、そのバランスのとれた会合が楽しい。ひと段落ついてビールを飲み始めたともさんを交えてウォルターやサニーボーイの演奏についてのマニアックな話をして解散。あっと言う間に結構な時間になっていた。花村君はブルースハーピストではないが、それでもウィリアム・クラークもフランク・フロストもよく知っていて、ハーモニカブルースについての共通了解みたいなものがあり、そういう4人による会話にはいかにも密室的な快楽がある。帰りはY駅までマッドハープモービルで送って貰った。
花村君、加藤さん、山田ともさん、充実の夜をありがとうございました。

by nogioh | 2012-05-03 23:57


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