ジャズカフェむ~らにてライブ。いつものようにマサさんの車に乗っけてもらい左京区へ向かう。ライブする場所の少なさ、演奏条件と集めたいメンバーの兼ね合いなど厳しい昨今の事情を嘆いたり、マサさんが久しぶりに観たというWWEの話、PPVのとっておきの試合でアメリカのエリートレスラー達がどれほどの実力を発揮するかを熱く語るのを聴いたりする。あまりにも夢中になってマサさんは道を間違えそうになり、僕も全く気付かない程だった。もうちょっとで全然違う店に行くところだ。いつもマサさんと話すのは面白い。ライブハウスに関して言うと、京都は今でも結構新しくライブハウスがオープンする土地柄で、たまにホームページを通して僕にも出演の打診がきたりするが、頭から箱貸し感覚の人(店)が多くて驚く。殆どは無視するが、たまにノルマってなんですか?と返信する。大抵はそれっきりである。あんな商売のやり方ならやらない方がましだ。ただちに閉めるがよろしいと思う。
ベースの松本さん、ギターの松田くんが来て、リハ。それぞれ当然家で仕上げてきているから音合わせはこの時だけだ。緊張感を持ってきっちりやる。時間が大きく余ったので全員で店から1キロほどのショッピングセンターに行き、スタバのラテを飲んで喋って過ごす。この4人だと僕は松田君の次に若いという事になり、おっさんの新人扱いだが、体力や視力の衰えについてはガンガン語れるようになってきた。松田君はへえ、なんて言っているがもうすぐ細かい字が読みにくくて、と言い出すのである。
本番。ブルースを中心にソウル、カントリーとマサさんの広いレパートリーからの選りすぐりを2ステージ。僕も4曲ほどソロでやった。That's Alright(Jimmy Rogers)/即興のインスト/Off The Wall(Little Walter)/My Kind Of Baby(Little Walter)
どしっとしたブルース一筋の凄みを感じる松本さんのベース、曲調に合わせて様々な抽斗を自在に開け閉めしてギターを歌わせる松田君、バンドのリズム、バンドの人格みたいなものを決定づけるマサさんのヴォーカル、いつもとてもやり易くやって楽しいメンバーだ。お客さんも喜んでくださったようだ。美味しいまかない料理をいただき、解散。マサさんからカントリー・ミュージックについて色々教わりながら帰宅。メンバーのみなさんお疲れ様でした。む~らマスター、奥さん、アルバイトのお姉さん、そしてお客様、ありがとうございました。