夜になっても涼しくならない、そういう禍々しい気候になってしまった。そして雨が降り続き体に黴を纏いつかせたような荒涼とした心地に沈み込んで、弱りきったところに地獄の季節がやって来る。
レッスン。激務のためでしょう、いつ会っても疲れた様子。ライブ会場で居眠りするこの人を時々目撃する。ハワイにでも行って昼は木陰で、夜はホテルの部屋でたっぷり眠る日々を二週間くらい過ごすくらいのことがないと元気にならないのではないか。僕はハワイに行ったことがないが、いいところだと聞く。ジュニア・ウェルズ初期の、まだまだサニーボーイ一世の影響が色濃い頃のコピーにチャレンジ。若い頃の演奏だから荒いかと思いきや、そこが歴史に名を残すプレイヤーの凄さ、年月と共にスタイルの変遷はあっても、どの時期の作品も完成度は高いのだ。今日やったのはスイング感抜群のシャッフル。バンドと一体となってハープのフレーズがぐるぐる回転しております。