今日は急遽決まったレッスン。体調が思わしくない様子ながらその割にはまあまあ良い音が出ていたし、アドリブも出て来た。フレーズに依存するというか、フレーズを過大に扱うと音の方がおろそかになる、という傾向が一般的にあって、今日の人もその辺の偏りを常に感じている。実際それは難しい所で、フレーズも音もバランス良く重視する気構えが必要だと自戒も込めて思う今日この頃。僕は時々音を重視し過ぎるきらいがある。
先日観た「Real Steel」という映画は、期待が大きくなかった分良かった。ザッツ・アメリカという感じのエンタメで、東洋人、ヒスパニック、黒人と色んな役者が出て来て、それらの役柄への割り振りに苦笑してしまう部分もあったが、すごく嫌なカウボーイも出てくる。偏りも含めて総体的に近頃の僕の気分にぴったり来る面白さがあった。荒んで卑屈になりがちな日々なので爽快な気分になりたかったのだ。
ゴールデン・ビッグ・ウィーラ―とジョージ・スミスのウォルター・トリビュート・アルバム(どちらもリイシュー)が届く。ジョージ・スミスを聴くと元気になる。タフで激しい音の中にロマンを感じるのです。