暑い日だった。じわじわと肩に食い込む重たいリュックを背負って大阪に向かう。雨が降っていた。台風が迫っている事とも関係があるのだろうか、とにかくとんでもない蒸し暑さ。対象がよくわからないが、強い憤りがこみ上げる許し難い暑さだった。梅田から今日のライブの場所「City West」までは結構距離もあって、僕は汗だくになって到着した。僕とまつだゆうき氏、そしてまっちゃんの弟子二人によるブルースデュオ、Hookersの順にリハをし、近くの天一にラーメンを食いに行く。喉が渇いてろくなことにならないからヴォーカリストもハーピストもライブ前にラーメンなど食ってはいけないのである。ヴォーカルもハーモニカも兼ねる僕は絶対に食ってはいけない。案の定喉がカラカラの状態でライブをやることになった。OAを務めてくれたHookersはブルースを基調に、まっちゃんの教え子らしくマーヴィン・ゲイや、枯葉なども含む幅広さを感じさせるレパートリーでとても聴き易かった。客席も十分温めてもらった。そして僕らの出番。初見のお客様も多かったが、暖かい拍手と歓声をいただき有り難かった。
Off The Wall(Little Walter)/Scratch My Back(Slim Harpo)/Jockey Full Of Bourbon(Tom Waits)/Is Anybody There(John Hiatt)/Money,Marble and Chalk(Jimmy Rogers)/But I Do(Bobby Charles)/It All Comes Back(Bobby Charles)/Please Forgive(Sonnyboy WilliamsonⅡ)/She's Tough(Jerry McCain)/I Knew The Bride(When She Used To Rock'n Roll)(Nick Lowe)/Roller Coaster(Little Walter)/アンコール You're The One(Jimmy Rogers)
途中、ボビー・チャールズの2曲でマスターがカホンを叩いてくださり、これが抜群の安定感でとても気持ち良かった。まっちゃん、Hookersのお二人、お疲れ様でした。マスター、バーテンのお兄さん、そしてお客様どうもありがとうございました。