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大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2012年 12月 29日

JOURNAL

今年最後のライブは、高槻のT-trueにて、マッドハープ加藤さんとのジョイントライブ。加藤さんの教え子のHaoくん企画で、OAもHaoくんと、僕の生徒さんのジョニー・ブルースくんがやってくれるという、まさにハーモニカだらけのライブだ。土地勘のない(そもそも空間認識能力が不足していて一度や二度行ったくらいでは場所を覚えられない)僕は高槻駅で大谷さんと待ち合わせして貰って店へ。ビルの地下に地下にあって、ちゃんもステージもある洒落たバーだ。加藤さんと明里さんがパーキングを探しに行ったまま帰ってこないので、南部君と大谷さんと3人で僕がやる曲は先にリハを済ませ、その後ジョニーくん、そこで到着した加藤さん明里さんがリハをやった。駅前のうどん屋でみんなで夕食。音楽の話は殆どせず、最近どう?的な会話が続く。大谷さんはしょっちゅう会っているし、明里さんとも先日会ったところだが南部君と加藤さんは久しぶりだったので旧交を温め合う感じの会話になった。とは言え、南部君も加藤さんもあまり喋らないので言葉少なに微笑み合う、という方が近い。
ぽつぽつとお客さんが入り始め、椅子席は埋まるくらいになった。Haoくんは端正な音で黒人霊歌を吹き、ジョニーくんはブルースの曲をロックンローラーのように派手に演奏し、どちらも楽しく鑑賞した。ジョニーくんは僕の所に来てもう何年も経つが、ブルースハープに熱中しつつも一貫してロックが何より大好きな気の優しい真面目な人です。
加藤さんのステージはいつもの感じだが、周りに人がいなくなって一人ぽつんとテーブルを占拠する恰好になった僕はいつもよりじっくり聴いた。フランク・フロストとかジョン・レンチャーとか他にあまりやる人のいないダウンホームなハーピストの曲を深い親しみを込めて演奏する加藤さんのハーモニカは今日も良い音だった。最後にやった「Cut That Out」は特に素晴らしく、加藤さん流に仕上がっているが、音色やリズムの雰囲気が初期のジュニア・ウェルズそっくりで驚かされた。コピーを長いことこつこつやって来られた賜物でしょう。あんな音は僕には出せない。
僕のセットリスト。
Off The Wall(Little Walter)/Early In The Morning(Sonny Boy WilliamsonⅠ)/Had My Fun(Little Walter)/I Feel So Bad(Eddie Taylor)/One Of These Morning(Little Walter)/Smoke stuck Lightnin'(Howling Wolf)with Madharp加藤/KO's Boogie(Original)
アンコールを頂いたので、ハーモニカを持ったお客さんに参加してもらってサム・マイアーズのMy Love Is Here To Stayをセッションした。大部分のお客さんがハーピストだったので結構盛り上がった。勿論、ハーピストが集まるのは嬉しい。でもハーモニカをよく知らないお客さんにも観て欲しい。この辺りはみんな行ってるけど、課題ですなあ。アンコール前にやったKO'S BOOGIEは即興で、かつてコピーした色んな人のフレーズが未消化のまま剥き出しで出てしまった感じで、加藤さんからも後でメールで「何を聴いてきたかよく判るフレーズ満載」というメールを貰いちょっと恥ずかしかった。
終演後も仕事納めの雰囲気でお客さんや、ジョニーくんのセットのギタリストのお二人と話し楽しく過ごした。店を出て、飲み足りなさそうな大谷さんと観に来てくれていた大西くんと3人でラーメン屋を探したが見つからず餃子専門店に行った。まあ打ち上げでしょうかね。結構音楽の話を一杯した。気の置けない人相手に調子に乗って喋ってしまい、終電ぎりぎりになって冷や汗かきながら帰った。年の瀬に京都駅周辺で泊まるという馬鹿らしい事態にならなくて良かった。
Haoくん、ジョニーくん、久井さん、上田さん、明里先輩、南部君、大谷さん、加藤さんお疲れ様でした。お店の方、お客さん、企画のHaoくん、ありがとうございました。

by nogioh | 2012-12-29 23:41


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