朝靴を履こうとして身を屈めた拍子に腰に違和感が生じ、今も痛い。ぎっくり寸前というやつだろう。日常生活にに差支えはないが鈍い痛みが後を引き、本格的なものの到来をおそれて恐々動かねばならないこの感じ、僕は何年か毎になるのです。ともあれ今日もゆっくりと過ごした。結構うろうろと移動して歩き回ったので腰を中心に疲れもしたがほぼ自分の用事なのでどうということもない。くつろいだ時間を経て夜は風呂に行った。考えることはみんな同じで、ロッカーなど人が多くてうんざりしたが元を取ろうと(せこい)懸命に長湯する。特筆すべき事件は何もなく穏やかに暮れた日。こうして書き留めてもどの日だったか、と後で思い出すのに難儀するかもしれないが、それはそういう日が積み重なっているということで、それは何にも代えがたいものだ。
年賀状が届いている。年の暮れにきっちりしないから(時間もなかったがやり繰りは可能だったはず)必死で書く。返事を書くみたいになるのを避けるためにも、全部書いてから読むことにした方が良いなと思う。大した枚数でもないのに全部手書きするから(何を隠そう僕のプリンターは壊れ、アナログの利器、ゴム版すら持っていないのだ)遅々として進まず、サイコロの目によって増減する資金で旅行する女の子のテレビを見たり、ジェームス・コットンblindpig盤を聴きながら老〇の目を擦りつつ筆ペンを握って格闘したが知らぬ間に寝てしまう。