一昨日預けているアンプを運んでもらい(ありがとうございます)、昨日はライブに来てくれた(感謝感謝)人のレッスン。古い付き合いで、相当楽チンな間柄だがレッスンはぴりっとやりたいといつも思っています。これがなかなか難しい。リトル・ウォルターの、人のバックで吹いている生ハープという極めつけの困難のコピーに立ち向かっていおられます。聴き取りも大変だし、大胆な移動や、超が付くくらい繊細な手と舌の使い方など聴き込むほどに瞠目するし、勉強になるがこれは大変です。
昼間空気が生温くてげんなりしたが、一時くらいに表に出ると、ひんやりと心地良く引き締まった夜気が体を包んで来て気持ち良かった。「じゃりン子チエ」を読んでいる。故・井上ひさしが書いていたように、従来の漫画の枠を超えた表現の深みのようなものがあり、著者の立つ場所はとても文学に近い。この人が、つげ義春に強く憧憬しているというのもよく判る。夢の描写など、島尾敏雄~小川国夫~つげ義春~はるき悦巳という流れが見える気がする。などと分析しようと思いながら、結局笑わされている。