人気ブログランキング | 話題のタグを見る

大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

nogioh.exblog.jp
ブログトップ
2014年 01月 11日

JOURNAL

夜、エタ・ジェームスのCDを土産に持参して友人(生徒さんだが、今日は違う)が来たので、マディのライブ映像を見せた。昼間新譜のライナーを仕上げた勢いもあって、ブランチの新譜はなかなか良い、のめり込んで聴いた時期は少ないハーピストだが、あのシャープで独特なスタイルは彼が年取って還暦も超えた今、改めて価値が上がってる気がするね、などと話す。DVDは枚方のバーMのマスターからの頂きもので、晩年のマディ・バンドの演奏が楽しめる。ボブ・マーゴリンの「St.Louise Blues」は素晴らしい。若い日の彼の弾き姿を見ると僕はよく南部くんを思い出す。南部くんは短髪で、マーゴリンのモジャモジャ頭とは似ても似つかぬが、それでも、無愛想な表情なども含めて(失礼)似てるなとよく思う。友人もハーピストなので、ポートノイのハープについてひとしきり盛り上がった。ポートノイは前にも書いたが面白みに欠けるとか、飽きる、と時々評される人だが、やはり大家だなと思う。フレーズなどパターンにはまりがちなところはあるが、やはり的確だし、彼が咀嚼して再提示したことで僕にもぐっと身近になった昔のハーピストのプレイはいくつもある。彼のソロに入っている有名な「Misty」なども素晴らしいが、ブルースカイレーベルからマディが出した3枚のアルバム(いわゆるジョニー・ウィンターものです)の中で一番評価が地味な「King Bee」所収の、「Champagne & Reefer」、そこで聴けるポートノイは本当に素晴らしい。

by nogioh | 2014-01-11 23:47


<< JOURNAL      JOURNAL >>