原稿も書かねばならないのに、なかなか手につかず、この日記にもフェイスブックにも記すことはないが毎日毎日忙しい。体も脳も疲弊している。備忘録なので、覚えておきたいことを書く。それ以外は書かないと言うことです。レッスンなどは基本的に喜ばれると嬉しいから書きたいのだが、きりがない感じになってきたので端折りつつ書いている。
今日は夕方から映画を観に行った。「マッスルショールズ」。東京のミュージシャンがSNSで盛り上がっているのを見ていたが、京都は公開ないかな、と思っていた。時々通りかかって、食指が動けばふらっと入って観る、というみなみ会館で、この間もコーエン兄弟の「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」という映画を観た。名もなき男の歌というサブタイトルが付いているが、発想の元はデイヴ・ヴァン・ロンクの自伝だそうで、デイヴは決して無名ではない。ストーリーより情景が心に残るタイプの作品だがなかなか面白かった。その時にマッスルショールズの公開を知り興奮して前売り券なども買ってしまった。
予想通り、大先輩ヴォーカリストTさんはじめ、何人かの音楽関係者に会って挨拶したり、挨拶していただいたりした。前の日、エディヒントンの名盤「Hard Luck Guy」を聴いて気合を入れたくらい期待していたから凡作だったら困るな、とちょっと思っていたが映画は相当良かった。音楽も、絵の感じも、素晴らしいと思った。ダン・ペンやスプーナー・オールダムが話していたり演奏していたり、感動した。余韻の中ちょっと飲んで帰った。