大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2015年 05月 25日

JOURNAL

ビールもナッツも何もかもが高いビルボード大阪までジョン・ハイアットを観に行った。27年振りの来日だそうだ。前回は御堂会館で、サニー・ランドレスを含むバンドでの公演だった。今回はソロ、ピアノは弾かず全部ギターの弾き語りだった。ホルダーでハーモニカも吹いていた。問答無用の土臭くブルージーな楽曲の完成度と、余人には到底真似できないソウルフルな喉は健在で感動した。ジョンの初来日ライブを観に行った年、二十歳だった僕はとにかく毎日ふらふらしていて、金が尽きたら肉体労働のアルバイトで日銭を稼ぐという日々を過ごしていた。学校に籍はあったが、もうほとんど顔を出していなかった。気だるい真夏の午後、当時一緒にバンドをやっていたギタリストの友人と駅前の喫茶店でアイスコーヒーを飲みながら浮かない話をしていたら、有線放送からジョン・ハイアットの「Thank You Girl」が流れて来た。ジョンがニック・ロウ、ライ・クーダー、ジム・ケルトナーと一緒に作った名盤「Bring The Family」からの最初のシングルカットだったと思うが、さんざんレコードで聴いている曲が人気がなくだだっ広い喫茶店内に響くと全く違うものに聴こえた。僕と友人は一言も話さずに聴いた。この時のこと、他にも色々と思い出し、未来のことも少し考えながら今回のライブを味わっていた。
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by nogioh | 2015-05-25 23:55 | Comments(0)


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