拾得ライブ。今日は大野木バンド。ツーマンの相手に東京から強力なブルースデュオ、KOTEZ & LEEを迎えてのスペシャル版だった。世代も近く、本当によき理解者の一人と感じている同業者コテっちゃんと、ここ数年年末に東京ライブをサポートしてもらっているリーちゃん、こちらも気合いが入らないはずがない。コテっちゃんのハープは語彙力がモンスター級に豊富、しかも的確で音の芯がぶれない。いつ聞いても周囲のざわめきが耳に入らないくらい集中してしまう。それはリーちゃんのピアノにも言えて、60年くらい時空を越えて届いた音、タッチ、リズムがある。しかもそれらが、この現在、この一瞬を明らかに生きている。そしてその音は我々生活者のリアリティーを生々しく裏付けるのだ。僕らもブルースの熱みたいなものを歴史ある拾得の空間に充たすべく演奏した。出演者のみなさん、お疲れ様でした。テリーさん、拾得、たくさんお集まりいただいたお客さま、ありがとうございました。