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大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2016年 04月 30日

JOURNAL

牧野のバーmoon shineでライブ。ピアノ大谷さんとデュオで、加藤南部スタイルとツーマン。4日後にも加藤さんとツーマン、6月には神奈川でジョイントライブ。OKBの次は加藤さんと連続して絡むことになった。加藤さんはダウンホームハープと言えば、みたいな存在になっているが、志向は必ずしもダウンホームオンリーではないし、新しいところもちゃんと押さえた人だ。そういう鋭敏な感じは加藤さんの音にも時々出てくる。勿論いわゆる良い意味?での臭みもちゃんとあって、そうした捉えどころのなさも含めて真似の出来ないプレイヤーだと思って敬意を抱いております。ちょっと早く着いたら店が開いておらず舗道のヘリに座っていると、大谷さんが来て、彼女もヘリに座った。白い車が来て、僕らのそばに止まった。ちらっと運転席の南部君が見えた。でも彼は降りては来ず、窓を開けて声をかけてくることもなかった。「南部君降りてこないですね」と南部君の車を見ながら僕と大谷さんが会話をし、店主の来る気配もなく、ただ日だけが暮れてゆくというシュールな時間が流れた。やっと空いた店でビールなど飲んでいると加藤さんが来て、最後に南部君が来た。後はリハ、晩飯と、平和に進み、ライブは無事始まり無事終了した。堺でブルースフェスがあって、お客さんは期待できないと思っていたが、なかなかどうしてちゃんと来て下さった。最後は客席のプレイヤーみんなでセッション。出演者の皆さん、お疲れ様でした。ムーシャイン、お客様、ありがとうございました。

一昨日、みなみ会館の前を通ったら、足立正生監督の「断食芸人」のポスターが貼られていた。封切されているのか予告なのか確認するのを忘れた。詩人の吉増剛造が友情出演と書かれていて興味をそそられた。カフカだし、あまりに前衛っぽかったら観終って疲れてしまうなとも思う。そういう年になりました。同時に、老年に入って尚精力的な芸術家の近況を知ると励まされもする。そういう年です。その後京都駅まで歩いて晩飯を食ってから本屋を覗いたら、タイムリーと言うか、映画と合わせてのタイミングなんだろうけど、その吉増の自伝本が平積みされていた。立ち読み、拾い読み。それだけでも面白そうだった。しょうもないものを後先考えず買う事も多いのに本には昔から慎重なところがあって、とりあえず一旦寝かせる事にした。

by nogioh | 2016-04-30 23:16


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