午前中レッスン一人。初ライブが近く、それに向けての総復習的内容。午後、伏見のお店「ゴスペル」へ。ブルースソサイエティと銘打って関西圏のハーモニカ奏者が共演するスタイルのこのイベントももう、5回目くらいになるか。ラブ・バンプの面々は、小さなブルースハーモニカの合奏という難しいテーマに実に楽しげに挑んでいる。ガクさんはソウルマニアでハーモニカもシャウト系だ。近頃繊細なトーンもちらほら聞こえ出して変身中?森さんはパッカリング特有の大きくてよくうねる音で、ビブラートも美しい。歌も格好良い。上村君は、破綻のない堅牢な吹きっぷりでその技術力に瞠目する。歌もやればいいのに。加藤さんは、実に奥深いテクニックを持った人で、服で言うと着崩した感じのパフォーマンスに惑わされるがよく聴けば簡単に真似できないことを一杯やっている。主催者の達也さんは、年季の入ったビリー・ブランチ風のエロチックなパフォーマンスと、洒落た選曲をする人だが、生音に南部的な乾いた魅力があって、僕はそれが最も気に入っている。