車でリハ。大きな駐車場なので、利用者が多く、入出庫時に通る人は必ず音漏れに気付いて僕らを見て行く。その時の見られている、恥ずかしい、でもどうでもいい気もする、そのふわっとした感覚が、なんともしつこく名残る思春期の尻尾みたいで我ながら面映い。次のウーララで競演となるテンホールズブルースバンドとは、二度目の顔合わせで、身内に近いくらい見知った人ばかりのバンドなのだが、ピアノのO女史参加後は、ちゃんと聴いた事がない。おまけに今回はベース欠場だとかで、どんな音になるのか楽しみにしている。
「Finding Forrester」日本題名「小説家を見つけたら」という映画を観る。「グッドウィルハンティング」と同じ監督で、ストーリーも雰囲気も同工異曲と云ってもいいくらい似ているが、悪くない。「文学」の力を映像にするのはとても難しいが、ショーン・コネリーが「もっと真剣にタイプを叩け!」と、キーを叩く「音」に対して腹を立てるシーンは、とてもいいな、と思った。