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大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2007年 02月 12日

JOURNAL

工学系の若者レッスン。就活(この略語は、今様のもので僕らの頃は使わなかった)や研究で多忙を極める日常の中、ハーモニカという楽器は難しくて、なかなか息抜きにはならないかもしれないが、その音色で自分の心の状態を知り、クールダウンするにはいいと思う。図書館で、小林信彦の新しいところを(「うらなり」(文芸春秋)「東京少年」(新潮社))2冊借りたが、ぱらぱら捲っただけで、買うべき本である事が判ってしまった。漱石の作ったヒーロー「坊ちゃん」、その人間像と、小説に描かれた事件を、昭和に入って中年を過ぎたかつての同僚「うらなり」が振り返る、という発想からして僕などはじんと来るものがある。「創作ノート」を読むと、村上春樹に関する興味深い叙述があり、それも僕にはしみた。読む前からこんなに一杯感想があるなんて久し振りだ。

by nogioh | 2007-02-12 01:52


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