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大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2007年 04月 26日

JOURNAL

鬱屈する不浄の魂、というやつである。どうしようもない。小忙しく昼間を過ごす。ブルース&ソウル レコーズ最新号に、ポール・ディ・レイの訃報が載っていた。ベテランだが、まだ50代。ジャズの知識を塗した特異なフレージングは、シュガー・ブルーより論理的で僕には刺激的だった。ヴォーカルもジェームス・ハーマンに通じる渋い喉で、「いける人」。周辺のプレイヤーや生徒さんにもファンが多い。今日、立ち寄ってマスターと長話をしたテンホールズキッチンで、昔の彼の演奏を聴いた。身近なところではウェッティ・ジョーへの影響を改めて感じた。勿論ウェッティ氏は、守備範囲の広いマニアでもあるので、影響を僕が感じた部分に関しても、彼独特の方法意識でポールのスタイルは進化(深化)させられているのだが。(余談・最近よく使う「方法意識」という言葉、僕はこれが強烈に感じられるものに傾倒するのです)大好きなブルースマンということではなかったが、いかにも悪そうな巨漢がうまくて繊細な演奏をする、というアメリカンロック的魅力もあるミュージシャンだった。残念。

by nogioh | 2007-04-26 01:30


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