JOURNAL

今日のレッスンは同世代の人で、なかなか面白いキャラの持ち主。健康診断の話で盛りあがったり、会話の方向が時々もの悲しくなるのも味がある。ヴォーカルに関して僕が思うところを色々話した。ハーモニカ同様、まずは模写から始めるとして、全然しゃがれてない声の人も、ロッド・スチュアート風に歌う事は実は可能で、なぜなら模写するポイントは声だけではないからだ。あと、「感情を込めて」もしくは「ソウルフル」に歌いたいという、言葉そのものが危うい誤謬性に満ちた希望は消し去ったほうが良い。ハーモニカにしても歌にしても、心さえこもっていればそれがその人なりのブルースになる、とは僕は思わないからだ。自分の技量について自信があるわけでもなく、まだまだ難関の目標山積みの身で、結局は理想論なんですが。そんな話のしたのだった。夜になって涼しくなってもちょっと早歩きするとすぐに汗ばむ程度なので、僕にはそれは酷暑としか感じられず、心は晴れない。