昼間、古い生徒氏と、彼のバンドメンバーのギタリストが連れ立ってやってくる。門外漢でありつつ、質問されるままバンドサウンドにおけるギターのあり方についての考えを喋る。どこかのセミナーで学者のフリして経済を語る詐欺師になったみたいな気分拭いきれず。少し恥ずかしい。ただ、ハーモニカ奏者は往々にして、バンドの中の観察者だ。他の楽器をよく聞くというのはバンドの基本だが、ハーモニカ吹きがそれを習性としていつしか身に付けてしまうのは、楽器の特性上、音量負けの危機に常時晒されていることと関係があるだろう。そのまま入れ替わりにやってきた人のレッスン。その後夜はイベントの日で、楽しく過ごした。少量のアルコールで足に来るのは健康上はいいことなのだろうと思う。